映画「性別が、ない!」が、おかげさまで、3周目の上映が決定しました。
そこで、3周目(8/11~8/17)については、夏休みLGBT特別企画と題し、各上映後に特別ゲストをお招きし、本作の監督渡辺が生徒として、LGBTについて学ぶトークショーを実施します。
各日程のトークショーの特別ゲストについては、下記の通りです。

8月11日(土)
・ゲスト:松中 権
認定NPO法人グッド・エイジング・エールズ代表。「なくそう!SOGIハラ」実行委員会代表。1976年、金沢市生まれ。一橋大学法学部卒業後、株式会社電通に入社。海外研修制度で米国ニューヨークのNPO関連事業に携わった経験をもとに、2010年、NPO法人を仲間たちと設立。2016年、第7回若者力大賞「ユースリーダー賞」受賞。2017年6月末に16年間勤めた電通を退社し、二足のわらじからNPO専任代表に。LGBTと社会をつなぐ場づくりを中心としたこれまでの活動に加え、2020年に向けたプロジェクト等に取り組む。

8月12日(日)
・ゲスト:丸山 真由
福岡県生まれ。「多様性を対話する。lag(ラグ)」代表。
大学院でジェンダーを専攻した後、コンサルティング企業、財団勤務を経て妊娠をきっかけに性別違和に気づき、さまざまな人との出会いを通じて小さい頃から止めてきた感情や感覚を少しずつ取り戻す。 “おとなも、こどもも、自分の「生」と「性」を大切に、自然体で生きられる社会” になることを願い、lag(ラグ)という団体を運営。企業や子育て世代の方むけに多様な性のあり方について伝える講座やワークショップ、性・ジェンダー・セクシュアリティについて対話する交流会などを開催。性自認はXジェンダー、4歳の息子を子育て中。

8月13日(月)
・ゲスト:七崎 良輔
北海道生まれ。LGBTコミュニティ江戸川 副代表。合同会社Juerias LGBT Wedding共同代表。高校卒業後、北海道から上京し自分がゲイであることを知る。冠婚葬祭業の会社に入社。ゲイとしてオープンに生活していく中で、セクシャルマイノリティーの方々の役に立ちたいという強い思いから独立し、2011年9月にJueriasを設立。天真爛漫な性格と持前の存在感で、メディアや地域活動などフィールドを広げながら、時代を切り開くため戦い続けている。2015年9月、公正証書パートナーシップ契約を結んだ夫と共に「LGBTコミュニティ江戸川」を立ち上げ、さらに活動の幅を広げている。

8月14日(火)
・ゲスト:長谷川 博史
雑誌編集者。大学卒業後、広告代理店、出版社勤務を経てフリーランスの雑誌編集者、プランナーに。1992年、HIV感染を知り、1993年に患者会活動、講演活動を開始。ゲイ雑誌『バディ』創刊企画プロデュース。
ゲイ雑誌『G-men(ジーメン)』創刊、編集長(~02年)。2002年「日本HIV陽性者ネットワーク・ジャンププラス(JaNP )」を設立。現在、理事。全国各地でゲイコミュニティの予防活動のアドバイザーや行政の対策委員などをつとめる。

8月15日(水)
・ゲスト:鈴木 茂義
公立小学校非常勤講師。上智大学文学部非常勤講師。世田谷区男女共同参画センターらぷらす相談員。くにたち男女平等参画ステーション相談員。専門は特別支援教育、教育相談、教育カウンセリングなど。14年間の正規小学校教諭として勤務を経て現職。教員17年目。教育研究会や教育センターでの講師経験も多い。学校に勤務しながらLGBTや教育に関する講演活動を行い、性の多様性やより良い「生き方」「在り方」について参加者と共に考えている。

8月16日(木)
・ゲスト:鈴木 賢
北海道生まれ。明治大学法学部教授、中国法・台湾法専攻。1989年から当事者団体、札幌ミーティングで活動。レインボーマーチ札幌を主催。
2016年からドメスティックパートナー札幌の呼びかけ人代表。全国の自治体にパートナーシップ制度を求める会の世話人。論文「地方都市にも性的マイノリティが生きる空間をつくる」(栗原彬編『ひとびとの精神史 震災前後2000年以降』第9巻、岩波書店)、「台湾における性的マイノリティ『制度化』の進展と展望」(『比較法研究』78号)など

8月17日(金)
・ゲスト:石川 大我
豊島区立朝日小学校・朝日中学校(現・巣鴨北中学校)を卒業後、明治学院大学法学部法律学科卒業。2010年、国会議員政策担当秘書資格取得。若者支援のためのNPO法人代表理事、衣料ショップ経営、参議院議員福島みずほ秘書を経て、2011年初当選。日本において初めて公職に選出されたオープンゲイの議員として知られる。英字紙The Japan Times 社説に「社会の周辺に追いやられた人々の声を、地方政治や国政に確実に届けられる政治家」と紹介される。2015年再選、2期目。
LGBT自治体議員連盟の世話人を務める。著書「ボクの彼氏はどこにいる?」(講談社)ほか。