3組の地方アイドルを描くオムニバス映画『LOCO DD 日本全国どこでもアイドル』が、来る 8 月 11 日、和光市民文化センター/サンアゼリア(和光市広沢 1-5)小ホールで上映されます。今回は埼玉県での初上映であると同時に、昨年 9 月の東京・新宿での封切り以来、愛知、長野、神奈川、兵庫、京都、大阪、福岡と全国の都道府県で続けられてきた上映活動の締めくくりとなるものです。

この映画は、「あるよ」を流行らせた俳優の田中要次、80 年代の自主映画界で名を馳せ脚本家としても知られる島田元、怪作『姉ちゃん、ホトホトさまの蠱(こ)を使う』(10)が話題を呼んだ大工原正樹という3人の監督が、自ら撮りたい地方アイドルを選んで作り上げた短篇3本で構成されており、各作共通してドラマとドキュメンタリーをミックスしているのが特徴です。

田中要次監督は出身地の長野県ゆかりのアイドル、オトメ☆コーポレーションをチョイス。作品完成前の解散というアクシデントに見舞われながら、ドラマを超える現実に誠実に向き合って、哀感あふれる作品に仕上げました。
島田元監督はユニークな音楽性で各方面から評価の高い富士山ご当地アイドル、3776(みななろ)。撮影当時は中学生だった井手ちよののソロユニットで、元気なインタビューと西部劇風のドラマで構成されています。
大工原正樹監督は福岡をベースに活躍する FantaRhyme(ファンタライム)。ストリート色の強いボーイッシュな Ayu と可愛らしいゴスロリ・ファッションの SAYA の二人組の「今」を、ドラマ部分に大胆に即興演技を盛り込みながらイキイキと切り出しています。
各作ともふだんのアイドル活動を伝えるライブのシーンが盛り込まれ、言うなれば夏の“映画版アイドル・フェス”の趣。映画の玄人筋の評価も高く、鶴田法男、古澤健、内藤誠、万田邦敏ら有名映画監督たちが、賛辞を送っています。
今回和光市が締めくくり上映の場に選ばれたのは、企画・制作も担当する島田元監督の在住の地ゆえ。当日は島田監督のほか大工原正樹監督も来場し、その日だけの3アイドルの特別映像の上映も予定されています。

『LOCO DD 日本全国どこでもアイドル』埼玉県和光市上映会
日時:2018 年 8 月 11 日(土) 開場 18:30 開映 18:50
場所:和光市民文化センター「サンアゼリア」小ホール
料金:一般 前売・予約 1000 円・当日 1200 円 / 高校生までの学生 予約 500 円・当日 800 円
※前売券は一般のみ
前売券取扱:和光市民文化センターサンアゼリア(048-468-7771)/イトーヨーカドー和光店2F サンアゼリアチケットコーナー
予約フォーム:http://locodd.com/wakou/