福山雅治✕石田ゆり子が初共演にして
切なくも美しい大人のラブストーリーに挑む!!
初映像化となる平野啓一郎原作を日本・パリ・ニューヨークを舞台に描く!
“たった三度出会った人が、誰よりも深く愛した人だったー”
    
芥川賞作家・平野啓一郎が2016年に刊行した、日本・パリ・ニューヨークを舞台にクラシック・ギタリストの主人公と海外通信社所属の女性ジャーナリストが織りなす“切なくも美しい大人のラブストーリー”「マチネの終わりに」(毎日新聞出版)が遂に映画化。40代の男女2人が、6年間にたった3度の出会いの中で悩み、愛し合っていく大人の恋愛小説は、渡辺淳一文学賞を受賞。純文学としては異例の17万部を突破し、大きな話題を生み出しました。さらに幾多の小説を発表してきた平野啓一郎ですが、意外にも映像化となるのは今作が初となります。

主人公の天才クラシック・ギタリスト蒔野聡史を演じるのは、アーティストとしても俳優としても第一線で活躍し続ける福山雅治。天才ギタリストとして名を馳せるも、現状の演奏に満足が出来ずに自分の音楽を見失っているという苦悩を抱える役を演じます。そして、フランスの通信社に所属のジャーナリスト・小峰洋子には、TVドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(2016)、「BG〜身辺警護人〜」(2018)など話題作に出演し、老若男女問わず好感度が高く、人気実力ともに兼ね備えた女優・石田ゆり子。婚約者がいるものの、蒔野と惹かれあい叶わぬ恋に翻弄される女性ジャーナリストを演じます。海外が舞台となる為、英語やフランス語での演技も披露します。福山雅治と石田ゆり子はCMやバラエティ番組での共演はあるものの、俳優としては初共演。その二人が、6年の歳月を通し、大人だからこそ簡単には決められず進められない現実や社会問題にも向き合い、“たった三度しか会わなかった人が、人生で誰よりも愛した存在”になるまでを情感豊かに演じ上げる。切なくも美しい本格ラブストーリー映画となること必至です!!
また、本作の監督を務めるのは、福山雅治主演の『ガリレオ』シリーズや『昼顔』(2017)等で巧みで確かな演出力を発揮してきた西谷弘。『(福山雅治と石田ゆり子)初共演の二人がどんなハーモニーを奏でるのか。まるで指揮者のような想いで今から心躍らせています。』と意気込みを語っています。

福山雅治×石田ゆり子による切なくも美しい大人のラブストーリーは、大人の女性たちの心を揺さぶり、涙することでしょう。映画『マチネの終わりに』は来年2019年秋全国東宝系にてロードショー予定です!!

【福山雅治(蒔野聡史役)コメント】
「それでも、人は人を愛さずには生きていけない」。長く余韻が残る読後感でした。恋愛する、恋愛しないに関わらず、どんな生き方も許容する現代において、「愛」とはどのような意味を持つのか?人が人を必要とするその時に名付けられる「愛」という感情。目には見えない無形の感情を、今作は可視化出来るのではないかと感じています。信頼する西谷監督の元で、深く原作に引き寄せられ、まさに洋子そのものが身体に宿っておられるであろう石田さんと、蒔野聡史として向き合えるよう頑張ります。

【石田ゆり子(小峰洋子役)コメント】
こんなふうに人を愛せたら…そんな気持ちで一気に読み終えた「マチネの終わりに」の映画化に参加できることに心震える想いです。初めてご一緒する西谷監督のもと、そして初共演の福山雅治さんと共に、この素晴らしい物語の中に生きることはこの上ない喜びです。私の演じる小峰洋子という女性は、人としても女性としてもこのようでありたいと憧れるような存在で、この役を演じることに背筋が伸びる想いです。かつてこんなラブストーリーがあっただろうかと思うほどこの物語は多面体で、知的で社会的でもあります。人を愛するということの素晴らしさと切なさがほとばしっている物語。緊張もしますがクランクインが楽しみでなりません。

【西谷弘監督コメント】
今作は珠玉のラブストーリーであると同時に、要の一つとして、主人公が奏でるクラシックギターの旋律があります。この音色という登場人物をどう映像化できるかが最大の課題だと思っています。主演の福山雅治さんはギタリストとしても最高峰の人。誰もが得意分野を演じると思われるでしょうが、今回、彼が手にするクラシックギターはエレキやアコギとは全くの異種。常に高みを目指す福山さんらしいチャレンジングな作品になるでしょう。
そして、ヒロインにはこれ以上ない適役の石田ゆり子さん。初共演の二人がどんなハーモニーを奏でるのか。まるで指揮者のような想いで今から心躍らせています。

【平野啓一郎(原作者)コメント】
僕の小説は映画化が難しく、これまで実現したことがなかったので、とても楽しみにしています。この分断と対立の時代に、様々な愛が交錯する美しい物語を通じて、見る人が精神的な高揚感を得られるような映画になることを期待しています。福山雅治さん、石田ゆり子さんが、原作を気に入って下さっていることを耳にし、喜んでいましたが、まさか、お二人が蒔野聡史と小峰洋子を演じて下さるとは!映画の完成を首を長くして待っています。

【あらすじ】
物語は、クラシック・ギタリストの蒔野聡史と、海外の通信社に勤務する小峰洋子の出会いから始まる。
ともに四十代という、独特で繊細な年齢をむかえていた二人・・・。
初めて出会った時から、強く惹かれ合っていた。しかし、洋子には婚約者がいた。世界を飛び回る仕事柄、そして時代という大きな波に翻弄され、蒔野と洋子の間にはすれ違いや思わぬ障害が生じ、ついに二人の関係は途絶えてしまう。互いへの想いを心の底にしまったまま、別々の道を歩む二人の運命が再び交わる日はくるのかー

日本・パリ・ニューヨークを舞台に、切なくも美しい大人の愛が紡がれていく。
たった三度会った人が、誰よりも愛した人だった――

※『マチネ』とは語源はフランス語で「朝、午前」を意味し、演劇、音楽会などの昼間公演のことを指す。

【プロフィール】
福山雅治
1969年2月6日生まれ、長崎県出身。1990年「追憶の雨の中」でシンガーソングライターとしてデビュー。以降数々の名曲をリリースし、2015年にデビュー25周年記念シングル「I am a HERO」にて、男性ソロアーティストのシングル通算首位獲得数で歴代単独1位に輝く。音楽活動以外にも俳優・ラジオパーソナリティなど幅広い分野で活躍し、近年の出演作品には『そして父になる』(13/是枝裕和監督)、『三度目の殺人』(17/是枝裕和監督)、『未来のミライ』(18/細田守監督・声の出演)などがある。

石田ゆり子
1969年10月3日生まれ、東京都出身。1988年に「海の群星」(NHK)でデビュー。
『北の零年』(05/行定勲監督)では第29回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。
近年の主な映画出演作は、『サヨナライツカ』(10/イ・ジェハン監督)、『おとうと』(10/山田洋次監督)、『悼む人』(15/堤幸彦監督)、『僕だけがいない街』(16/平川雄一朗
監督)、『コーヒーが冷めないうちに』(18/塚原あゆ子監督)など。スタジオジブリ作品『平成狸合戦ぽんぽこ』(94/高畑勲監督)、『もののけ姫』(97/宮崎駿監督)、『コクリコ坂から』(11/宮崎吾朗監督)で声優としても活躍。ドラマでは「逃げるは恥だが役に立つ」(16/TBS)、「プラージュ」(17/WOWOW)、「BG~身辺警護人~」(18/EX)などがある。

西谷弘
1962年、東京都生まれ。CM・ドラマ演出家を経て2006年、『県庁の星』で映画監督デビュー。以降、福山雅治主演のTVシリーズ「ガリレオ」(07年/CX)をヒットさせ、その劇場版『容疑者Xの献身』(08年、第32回日本アカデミー賞優秀作品賞受賞)、『真夏の方程式』(13年)でも監督を務める。2014年には話題となったドラマ「昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜」(CX)を演出し、劇場版『昼顔』(17年)も手掛けヒットさせた。
近年のドラマ演出は「刑事ゆがみ」(17年/CX)、「モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-」(18年/CX)などがある。他の映画監督作品に『アマルフィ 女神の報酬』(09年)、『アンダルシア 女神の報復』(11年)、『任侠ヘルパー』(12年)がある。

平野啓一郎
1975年愛知県蒲郡市生。北九州市出身。京都大学法学部卒。1999年在学中に文芸誌「新潮」に投稿した『日蝕』により第120回芥川賞を受賞。以後、数々の作品を発表し、各国で翻訳紹介されている。2004年には、文化庁の「文化交流使」として一年間、パリに滞在。2008年からは、三島由紀夫文学賞選考委員を務めている。
美術、音楽にも造詣が深く、幅広いジャンルで批評を執筆。2008年から2017年まで東川写真賞の審査員を務めた。また、2009年から2016年まで日本経済新聞の「アートレビュー」欄を担当した。2014年には、国立西洋美術館のゲスト・キュレーターとして「非日常からの呼び声?平野啓一郎が選ぶ西洋美術の名品」展を開催。同年、フランス芸術文化勲章シュヴァリエを受章。また、2016年には、マルタ・アルゲリッチ×広島交響楽団の「平和の夕べ」コンサートに、アニー・デュトワ氏と朗読者として参加した。
著書は小説、『葬送』『滴り落ちる時計たちの波紋』『決壊』(芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞)『ドーン』(ドゥマゴ文学賞受賞)『かたちだけの愛』『空白を満たしなさい』、『透明な迷宮』、エッセイ・対談集に『私とは何か 「個人」から「分人」へ』『「生命力」の行方~変わりゆく世界と分人主義』等がある。2016年刊行の長編小説『マチネの終わりに』(渡辺淳一文学賞受賞)は17万部を超えるベストセラーとなった。
今秋に新作長編小説『ある男』を刊行予定。

【本作概要】
●監督:西谷弘
●原作:平野啓一郎「マチネの終わりに」
●出演者:福山雅治、石田ゆり子
●撮影時期:2018年9月中旬~2018年11月末 ※日本、パリ、ニューヨークにて撮影予定
●公開時期:2019年秋予定
●製作:フジテレビジョン、アミューズ、東宝、コルク
●制作プロダクション:角川大映スタジオ
●配給:東宝
●(C)表記:2019「マチネの終わりに」製作委員会

全国東宝系にて2019年秋ロードショー!!