第二次世界大戦。歴史的勝利の裏には、
臆病な首相と、夫を献身的に支えた妻の知られざる「夫婦愛」があった。

この度、第二次世界大戦時、英国首相チャーチルのノルマンディー上陸作戦決行までの96時間を追ったヒューマンドラマ『チャーチル ノルマンディーの決断』(原題:Churchill)が、8月18日(土)より、有楽町スバル座、新宿武蔵野館ほかにて全国順次公開となります。
“歴史上最も偉大なリーダー”と称されたチャーチルは、実は第二次世界大戦におけるノルマンディー上陸作戦には反対していました。この史上最大の作戦は、多くの若い兵士たちを犠牲にすることが明らかだった為。守るべき、国家の勝利と若い兵士の命。戦争の重責に悩み、もがき、弱音を吐くチャーチルと、そんな夫を叱咤激励し、常に献身的に支え続けた妻クレメンティーンとの絆が本作の大きな見所の1つです。
つきましては、チャーチルとその妻の「夫婦愛」が描かれていることから、中尾彬さん、池波志乃さんご夫婦に、作品を象徴するお二人として、宣伝アンバサダーに就任していただくことが決定いたしました。
一見、強面で型破りなチャーチルは、実はとても繊細で臆病な面を持っていました。そんなチャーチルが、二度の大きな戦争を乗り越え、長年にわたり英国のリーダーで居続けられたのは、間違いなく妻クレメンティーンの存在が大きいです。中尾彬さんと池波志乃さんは、芸能界でも屈指のオシドリ夫婦と言われていますが、映画と同じように池波さんが陰で中尾さんを支え続けてきたのか、それとも、中尾さんが池波さんをリードして引っ張ってきたのか。中尾彬さん、池波志乃さんご夫妻の「夫婦愛」と劇中のチャーチル夫妻の関係性も比較していただきながら、映画をアピールしていただく予定です。
また、中尾さんはご自身の趣味の絵画を「チャーチル会」で披露した経験があり、かつてイギリスを旅した際にはチャーチルの自宅を訪れたことがあるなど、チャーチルとは縁が深いつながりがあります。そして本作では、英国の名優ブライアン・コックスが、メイクアップ無しの迫真の演技で本人になりきっていますが、中尾彬さんの風貌や佇まいもチャーチルと似ていると言える点も、今回の宣伝アンバサダー就任の要因となりました。

MMS Communications K.K., MS&L Japan
BANYU Poster Akira Nakao
December 20, 2009

【中尾彬さん、池波志乃さん 映画へのコメント】
夫婦で観たこの映画、名優ブライアン・コックスの無駄のない身体の動きと、響きわたるセリフ術に二人共圧倒さ
れた。と同時に、孤立した夫チャーチルを見守り、励ます妻クレメンティーンの静かな眼差しにも…。
俳優 中尾 彬 池波志乃

【チャーチル会とは・・・】
戦後間もなくの頃、東京・新橋の焼け跡にあった小さな喫茶店に、当時各界で活躍中の多彩な人々が集まり、賑やかに談笑していました。いつしか「絵でも描くか。油絵というヤツを。」という声が起こり、常連の画伯たちも「手ほどきしてやろう。」ということになって、「チャーチル会」と名を決めて、この会が発足したのは昭和24年6月だったとされています。当初、チャーチルの名前は無断借用でしたが、発足から数年後にチャーチルさんへの挨拶も済ませ、会の名称はいわば天下公認となりました。生前のチャーチルが油絵の名人―熱心な日曜画家の大先輩―だったことも、今や世間では知らない人が多くなりました。
東京での発足から約1年後、防府(山口県)に姉妹会第1号が発足。続いて京都、名古屋、博多などの各地で相次いで妹が誕生しました。現在、全国各地に連帯感に結ばれた40余の姉妹会があり、会員総数は約千名に達しています。

■STORY
第2次世界大戦末期、イギリス。首相のチャーチルは、ノルマンディー上陸作戦の遂行に反対していた。英国王ジョージ6世が同席する前で反対意見を述べるが、連合国軍最高司令官アイゼンハワーに即却下される。四面楚歌になったチャーチルは秘書に八つ当たりをするなど孤独を一層深めていく。その様子を見かねた妻のクレメンティーンは、夫を真のリーダーとして国民の前に立たせようと愛のムチで、チャーチルの心を奮い立たせるのだった。作戦は決行され、勝利の演説の原稿を準備するチャーチルの側には、最愛の妻が寄り添っていた。1944年6月6日午前6時。チャーチルによる作戦の成功と国民を勇気づける世紀の演説が始まった。