様々な“家族のかたち”を描き続けてきた是枝裕和監督が「この10年間考え続けてきたことを全部込めた」と語る渾身作『万引き家族』。
この度、第36回ミュンヘン国際映画祭(開催期間:6月28日(木)~7月7日(土)※現地時間)にて、是枝裕和監督作『万引き家族』がCineMasters Competition部門【ARRI/OSRAM賞】を受賞しました!ミュンヘン国際映画祭は、ドイツではベルリン国際映画祭に次ぐ映画祭で、同部門には国際的に知名度が高い監督の作品が選出されている。今年も『Ash is Purest White』『Burning』など、カンヌ国際映画祭コンペティション部門でも並んだ話題作がひしめく中、日本映画が初の受賞をするという快挙!! カンヌ国際映画祭(最高賞パルムドール受賞)、サン・セバスチャン国際映画祭(ドノスティア受賞)に引き続いて、是枝監督がまたも快挙を成し遂げました!

6月8日(金)公開後7日間で10億円突破という、2018年公開の実写邦画の中で最速の記録を叩き出し、公開から3週間連続で映画動員ランキング1位を記録した本作。さらに、6月28日(木)には来場者数が220万人を突破!そして、公開4週目に入ってもその勢いはとどまらず、動員は270万人、興行収入は34億円を突破(※7/7(土)時点)、引き続き日本中を席巻しております!

授賞理由
『万引き家族』で是枝裕和は、社会や家族の中で最も小さい集団を、再編成する権利を得た断片に分ける。主人公たちは、名前や自分の役割を変え、自分の中の倫理やモラルを血縁家族や社会にとらわれないところで発展させる。
『万引き家族』は、私たちに新たな可能性と希望を与えてくれた。

審査員
アマンダ・プラマー(米女優/『パルプ・フィクション』、『フィッシャー・キング』)
メレート・ベッカー(独女優/『リトル・シャークス』)
ブリクサ・バーゲルト(独ミュージシャン/アインシュテュルツェンデ・ノイバウテンの創立メンバー)

【ARRI/OSRAM賞】最近の受賞作
・第35回(2017) 『ラブレス』(アンドレイ・ズビャギンツェフ監督/第70回カンヌ国際映画祭審査員賞受賞(2017))
・第34回(2016) 『セールスマン』(アスガー・ファルハディ監督/第89回アカデミー賞外国語映画賞受賞(2017)、第69回カンヌ国際映画祭脚本賞&男優賞W受賞(2016))
・第33回(2015) 『ホース・マネー Horse Money』(ペドロ・コスタ監督/第67回ロカルノ国際映画祭最優秀監督賞(2014)、第14回山形国際ドキュメンタリー映画祭大賞(2015))
・第32回(2014) 『裁かれるは善人のみ』(アンドレイ・ズビャギンツェフ監督/第67回カンヌ国際映画祭脚本賞(2014)、第72回ゴールデングローブ賞外国語映画賞(2015))