「VERSUS」で世界にその名を轟かせた北村龍平監督が、原点回帰とも言える衝撃のソリッドシチュエーションスリラーを完成させた。最新作『ダウンレンジ』が9月15日より新宿武蔵野館ほかにて日本上陸となる。

6人の大学生が車に相乗りし、遮るもののない広大な山道を走っていると、突然タイヤがパンクする。仕方なく全員が車を降り、携帯電話を取り出してみるが山道のせいか電波は不安定だ。ひとりの男子がタイヤ交換を始めると、パンクはアクシデントではなく、銃撃を受けていたことに気づく。その時、既に彼らは見えない「何か」の標的になっていた・・・。

見えない敵に追い詰められていくそのさまはスティーブン・スピルバーグ監督作品『激突』にも似た焦燥感に満ちている。また広い荒野の中にも関わらず全く身動きの取れない相反するシチュエーションを演出、『CUBE』や『SAW』に匹敵するギリギリの逼迫感がスクリーンを圧倒する。『ダウンレンジ』とは銃弾の射程圏内を指す用語で、兵士たちの間では「戦闘地帯」を表すという。

本作はブラッドリー・クーパー主演『The Midnight Meat Train』(08)を手掛けた後、『ルパン三世』(14)を大ヒットさせた北村龍平監督と2016 年『この世界の片隅に』を社会的大ヒットに導いた真木太郎プロデューサーがタッグを組んだ異色の注目作である。2017年のトロント国際映画祭を皮切りに、シッチェス・カタロニア国際映画祭、釜山国際映画祭など世界各国の映画祭で上映され、喝采を浴びた。
「エルム街の悪魔」シリーズも手掛けるマシュー・ピークによるポスター画像にも注目だ!

【STORY】 6人の大学生が相乗りし、広大な山道を車で横断していると、タイヤがパンクする。タイヤ交換を担当した男は、パンクはアクシデントではなく、銃撃を受けていたことに気づく。その時、既に彼らは「何か」の標的になっていた…。

監督・製作・共同脚本:北村龍平(『ルパン三世』  製作総指揮:真木太郎(『この世界の片隅に』)  製作:森コウ  編集:北島正平
原案・脚本:ジョーイ・オブライアン(『フルタイム・キラー』) 出演:出演:ケリー・コンネア/ステファニー・ピアソン/ロッド・ヘルナンデス・ファレア/アンソニー・カール/アレクサ・イエームス/ジェイソン・トバイアス/イーオン・ボイド

2018年/アメリカ/90分/原題:Downrange/R-15 ©Genco. All Rights Reserved. downrangethemovie.com
製作:ジェンコ 製作協力:イレブン・アーツ 配給:ジェンコ 配給協力:エレファント・ハウス
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