ゴールデン・グローブ賞ノミネート、アカデミー賞外国語賞ロシア代表選出などでロシアが世界に誇る気鋭の監督、アレクセイ・ウチーチェリの一大抒情詩『マチルダ 禁断の恋』が、今年2018年12月8日(土)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAにてロードショーが決定いたしました。美しく華やかなティーザービジュアルも併せて解禁。
最も切なく、最も官能的な、仕掛けられた恋。
ロシア帝国最後の皇帝ニコライ2世と、マリインスキー・バレエ団の伝説のプリマとして謳われたマチルダ・クシェシンスカヤ(71年に99歳で死去/伝記「ペテルブルグのバレリーナ クシェシンスカヤの回想録」)との決して許されない恋を描く。ロシア国内では「聖人」として神格化されているニコライ2世の禁断の恋とセックスを描いた本作。作品をめぐり、皇帝の名誉を傷つけるとして賛否両論が飛び交い、上映館の放火を警告するキリスト教過激派組織も登場するほど。さらに安全上の理由で俳優たちはプレミア上映会を欠席するという事態にまで発展した。美人すぎる元検事として日本でも有名なナタリア・ポクロンスカヤ議員は映画に対し否定的な姿勢を見せ、それを受けたプーチン大統領は「ウチーチェリ監督を尊敬している」と中立の意見を表明した。この実話に基づく物語は、ロシア全土を巻き込んだセンセーショナルな話題作となった。ロシア最大公開規模(※2017年)にして上映禁止&賛否両論を巻きおこした超話題の本作に、ぜひご期待ください。

<ニコライ2世とは?>
ロシアで約300年続いた王朝・ロマノフ朝、最後の皇帝(1868-1918)。
弾圧された民衆の革命思想が高まり、ロシア革命を引き起こす要因となり、一家で処刑される。
ラストエンペラーの最期は、近代史でも有数の悲劇としてその名を歴史に残した。

聖なる宮殿に漂うエロティシズムと、切ない恋。
<story>1800年台後半のサンクトペテルブルク。ロシア王位継承者であるニコライ2世は、世界的に有名なバレリーナのマチルダを一目見た瞬間恋に落ちる。燃え上がる彼らの恋は、ロシア国内で賛否両論を巻きおこし国を揺るがすほどの一大ロマンスとなる。父の死、王位継承、政略結婚、外国勢力の隆盛―そして滅びゆくロシア帝国と共に2人の情熱的な恋は引き裂かれようとしていた―。
監督:アレクセイ・ウチーチェリ(ゴールデン・グローブ賞ノミネート監督)
出演:ラース・アイディンガー 『ブルーム・オブ・イエスタディ』『パーソナル・ショッパー』、ミハリナ・オルシャンスカ 『ゆれる人魚』
2017年/ロシア/カラー/ロシア語/108分/原題:MATHILDE 配給:シンカ 提供:シンカ、アニモプロデュース 後援:ロシア文化フェスティバル組織委員会、駐日ロシア連邦大使館、ロシア連邦文化協力庁、ロ日協会、ロシアン・アーツ 協力:ジャパン・アーツ
12月8日(土)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMA
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