ゾウと中年男、タイ縦断500キロの旅!
サンダンスを歓喜に包んだ摩訶不思議なロードムービーがはじまる!!

かつては一流建築家として名を馳せたタナー。今は会社で居場所がなくなり、 妻にも相手にされず、人生に疲れきった中年男。ある日、彼はバンコクの路上 で、幼い頃に飼っていたゾウのポパイを偶然見つける。居ても立ってもいられ なくなった彼は、時を経て巨大に成長したポパイを買い取って家に連れ帰る が、妻にキレられる。家庭も仕事も放り出したくなったタナーはポパイと二人 で家出をして、かつて一緒に暮らした故郷を目指して長い長い旅をはじめる。 彼らは旅先で個性豊かな人々と出会っていき・・・。 短編が各国の国際映画祭で注目され、CNN の「注目の人物」でも取り上げら れたシンガポール出身の新鋭女性監督カーステン・タンの待望の長編デビュー 作。ゾウと中年男がタイの国土を縦断するという奇想天外なアイデアを、巧み なストーリーテリング、ユーモアあふれる演出、そして旅情感あふれる映像で 描き出した本作は、名匠エリック・クーに大絶賛され、ワールドプレミアとな ったサンダンスでは脚本賞を受賞し大きな話題となる。その後、ロッテルダム やチューリッヒなどの国際映画祭でも高い評価を得る。

■監督・脚本:カーステン・タン

1981 年、シンガポール生まれ。シンガポール国立大学を卒業 後、映画学校(ニーアン・ポリテクニック)で映画制作を学ぶ。2 本の短編映画を作った後、韓国、タイでの生活を経て渡 米。ニューヨーク大学にて映画制作の修士号を取得する。 これまでの監督作はシンガポール、サンダンス、ロッテルダ ム、トロント、釜山などの国際映画祭にて上映され、CNN の番組「注目の人物(Ones to Watch)」で特集されるなど、国際 的に注目を集めている。『Dahdi』(2014)でシンガポール国際 映画祭最優秀東南アジア短編映画賞、『Fonzi』(2007)で同映画祭最優秀監督賞を受賞。長編第 1 作である本作はサンダン ス映画祭、ロッテルダム国際映画祭、チューリッヒ国際映画祭で受賞するなど、受賞歴多数。現在はニュー ヨークを拠点に活動しており、ジョルジオ アルマーニの CM なども手掛けている。

2017年/シンガポール、タイ/カラー/2.35:1/タイ語/102 分/原題:POP AYE
・後援:シンガポール大使館、タイ王国大使館、タイ国政府観光庁
・配給・宣伝:トレノバ、ディレクターズ・ユニブ 宣伝協力:スリーピン

【公式ホームページ】 http://trenova.jp/popaye/

★2018年8月18日(土)〜渋谷ユーロスペースほかにて全国順次ロードショー