この度、将棋界に奇跡をもたらした異色の棋士・瀬川晶司五段の自伝的作品「泣き虫しょったんの奇跡」(講談社文庫刊)が、豊田利晃監督により映画化。松田龍平が『青い春』以来16年ぶりに豊田作品で単独主演を務めるほか、野田洋次郎、永山絢斗、染谷将太、妻夫木聡、松たか子、國村隼といった<主役級>の豪華キャストが集結した本作の公開日が、9月7日(金)に決定した。
幼い頃から将棋一筋で生きてきた“しょったん”こと瀬川晶司(松田)は、「26歳の誕生日を迎えるまでに四段昇段できないものは退会」というプロ棋士養成機関・奨励会の規定により、26歳にして人生の目標を失い社会の荒波に放り出されてしまう―。一度は夢破れた“しょったん”が、周囲の人々に支えられながら、史上初めて奨励会退会からのプロ編入という偉業を成し遂げた奇跡の実話を描く。

この度、主人公“しょったん”を取り巻く、上白石萌音、藤原竜也ほか実力派キャスト13名を新たに発表いたします!

将棋一筋で生きてきた“しょったん”が、淡い恋心を抱く喫茶店の店員・真理子役には、『舞妓はレディ』(14)で映画初主演ながら、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、その後も『ちはやふる』シリーズ(16、18)や、ヒロインの声を演じた『君の名は。』(16)、さらに現在公開中の『羊と鋼の森』への出演と、目覚ましい活躍を続ける注目の若手女優・上白石萌音。
奨励会を退会し会社員となった“しょったん”の同僚・南咲子役に、『夜空はいつでも最高密度の青色だ』の主演に抜擢され、多数の映画賞を受賞し、『きみの鳥はうたえる』(9月1日公開)、『生きてるだけで、愛。』(今秋公開)など、話題作の公開が控える石橋静河。上司・山口役には、バラエティ・ドラマ・映画への出演を始め、『火花』(17)では監督も務めるなど、マルチに活動を見せるお笑い芸人・板尾創路。さらに、かつて主演映画『I’M FLASH!』(12)で松田龍平と共演を果たした藤原竜也の出演も明らかに!会社員として働く傍ら、再び将棋のプロを目指す“しょったん”のファンの一人として登場する。果たしてどのようなシーンで登場するのか…?松田と藤原の共演シーンにも、ぜひ注目して欲しい。

その他、大西信満、奥野瑛太、遠藤雄弥、山本亨、桂三度、三浦誠己、渡辺哲など、実力派キャスト陣が集結!それぞれ独特な存在感を放ち、作品にさらなる厚みをもたらしている。また、中学時代の晶司役には今作が映画デビューとなる窪塚愛流、親友・悠野(野田洋次郎)の中学時代には、後藤奏祐人が扮し、将棋に打ち込むひたむきな姿をフレッシュに演じている。

さらに本ポスタービジュアルが公開となりました!
公開されたポスタービジュアルでは、「負けっぱなしじゃ、終われない。」という“しょったん”の想いを込めた言葉と共に、将棋盤の前で覚悟を決めたかのような表情を見せる“しょったん”の姿が。奨励会員の仲間たちや、幼い頃から自身の夢を応援してくれた父、さらに内気だった“しょったん”の背中を押してくれた恩師、そして最大のライバルであり親友…。「満26歳までに四段へ昇段しなければプロ棋士になれない」という、プロ棋士の養成機関・奨励会(新進棋士奨励会)に潜む“鉄の掟”のもと、年齢制限を迎え一度は将棋から離れてしまうが、再び夢を追うことを決意した“しょったん”を力強く支え、応援する人々の姿が映し出されている。「ひとりの夢が、みんなの夢になった―」。そう記された言葉の通り、“しょったん”の将棋への情熱が次第に周囲の人々の心を動かし、やがてみんなにとっての“夢”や“希望”となっていく。豪華キャストら共演によって描かれる、その濃厚な人間ドラマには、ますます期待が膨らむばかりだ。

自身も9歳から17歳まで奨励会に在籍していた過去を持つ豊田監督が、「将棋を描くなら、『人生の縮図=将棋そのもの』な世界にたどり着きたい」という想いを込めメガホンを取った本作。様々な人々との出会い、挫折・葛藤、そして、いつまでも変わらない将棋への想い―。そのすべてが重なり合い、35歳のサラリーマンが将棋界の歴史を変える“奇跡”を巻き起こた、感涙必至の実話を描いた『泣き虫しょったんの奇跡』は、9月7日(金)より全国ロードショー!

また、本作は8月24日(金)より開催の第42回モントリオール国際映画祭フォーカス・オン・ワールド・シネマ部門に正式出品されることが決定いたしました!本作の続報に、引き続きご期待ください。