近年、新たな映像表現として注目されている“VR”(バーチャル・リアリティ)。2016 年以降、VRは広く普及し始め、ゲームのみならず、観光、不動産など様々な産業分野への活用が広がりつつあります。VRの急速な普及とともに、VRコンテンツを開発する人材の需要が高まりつつあります。このような中「彩の国ビジュアルプラザ」は、映像制作者支援の実績を活かし、VRコンテンツの人材育成プログラムにも着手しました。『ブルーサーマルVR―はじまりの空―』は、いま世界から注目を集めている『カメラを止めるな!』を監督した上田慎一郎が人材育成プログラムを受け、初めてVRの演出に挑んだ作品です。

先日、開催されました「カンヌ国際映画祭」に併設された国際見本市『Marché du Film』(世界三大マーケット)の“NEXT”(次世代コンテンツを扱うVRに力を入れているブース)に出展、日本の作品として、初めて VR を出展。

本作品以外にも「狂言」や「ウルトラマン」など、海外にいる国を超えた作品のファンも多く集まった。また、イベントには、日本から駆け付けた上田監督を多くのメディアが待ち構え、賞賛した。作品に対する興味と注目の高さが伺われました。

そしてついに、7 月 5 日(木)より全国の VR THEATER《全国のインターネットカフェ 192 店舗》で公開される事が決定致しました! 公開の直後には 7 月 13 日から開催されます“SKIP シティ国際 D シネマ映画祭 2018”でも上映される事が決まりました。

「ブルーサーマル VR—はじまりの空—」 【上映時間:約 12 分】
エンジンもプロペラもなく、風と翼のみで空を飛ぶ「グライダー」。
そのグライダーに青春のすべてを捧げる若者たちの物語

舞台は、埼玉県熊谷市。
青凪大学の新入生である“私”は、テニスサークルの体験中に誤ってボールを“グライダー”にぶつけて破損させてしまう。
その代償として、私はエンジンのない航空機 グライダーに乗って空を飛ぶ部活『航空部』の雑用係として働く事になる。
ある日、雑用係として働いていた私に初フライトの機会がやってきて…
体育会航空部を舞台に、少年少女達の青春群像を描いた人気漫画『ブルーサーマル-青凪大学体育会航空部-』をオリジナストーリーで実写 VR映像化。VR で叶える疑似グライダー体験!


<上田監督のコメント>
「自分はこの作品に携わるまで VR 作品を観たことさえありませんでした。そんな自分が埼玉県の人材育成プログラムを受け、初めて VR 作品の演出を務めました。最初は劇映画と同じ感覚で制作を始めましたが、劇映画と VR 作品では演出における考え方が全く違う事に気がつきました。一般的な劇映画を観る時に観客の方は作品の外から観ていますが、VR 作品は、観客の方が作品の中に入って体感するので、これは決定的な違いでした。そんな風に VR の基礎から学んで創り上げた作品ですが、自分にしか出せない味もしっかり出ていると思います。原作マンガの世界観を視聴者である“あなた”が新たな登場人物となって体感する。是非、お楽しみください!」

■視聴方法
VR THEATER https://www.vrtheater.jp/
気軽にバーチャルリアリティを体験できる店舗 常設型サービス。
全国に展開するインターネットカフェチェーン“自遊空間”“グランサイバーグース”“DICE”など 192 店舗、料金600円で視聴可能。