昨夏、『メアリと魔女の花』(監督:米林宏昌)を発表したスタジオポノックが、短編アニメーションの制作レーベルとして「ポノック短編劇場」を新設し、この夏、第一弾となる『ちいさな英雄―カニとタマゴと透明人間―』が8月24日(金)に全国公開となります。(配給:東宝)
“子どもたちから大人まで楽しめるアニメーション映画を作りたい”という志からスタートした本プロジェクト。
“ちいさなものの中にこそ大事なものが込められている”3つの奇跡の物語が誕生します。
そしてこのたび、声の出演の豪華キャストとスタッフが決定いたしました!

■西村義明プロデューサー、キャスト決定に寄せて■
「カニーニとカニーノ」のカニの演技、「サムライエッグ」の現実の家族、「透明人間」の言葉にならない芝居。今回の3つの物語で要求される演技は、どれを一つ取っても簡単ではありません。短い映画だからこそ、台詞ひとつが作品を大きく決定付けることも起こります。出演者の方々にとって、3人の監督たちにとって、本作は紛れもない挑戦となるでしょう。実力ある映画界、音楽界の方々と、アニメーションの才能が一同に介して、この夏、まったく新しいアニメーション体験を皆さまにお届けできたら嬉しいです。

豪華3作品のキャスト&スタッフが発表&コメントも到着!

兄と弟の勇気、母と子の絆、そして、たったひとりの闘い。愛と感動の “英雄たち”の3つの物語で、奇跡のコラボレーションが実現!追加キャスト&スタッフが発表、あわせてポスタービジュアルも解禁となりました。

『メアリと魔女の花』の米林宏昌が自身初となるオリジナルストーリーで挑む、カニの兄弟の大冒険ファンタジー『カニーニとカニーノ』には、木村文乃が主演カニーニ役でカニ役に初挑戦。弟のカニーノ役には鈴木梨央が扮しカニの弟役で出演決定!音楽は『思い出のマーニー』『メアリと魔女の花』に続き、村松崇継が米林監督と3度目のタッグを組みます。

巨匠、高畑勲監督の右腕として活躍した鬼才・百瀬義行による実話を元に描いた母と少年の愛と感動の人間ドラマ『サムライエッグ』。出演は尾野真千子、篠原湊大(9 歳)、さらに坂口健太郎が参戦!たまごアレルギーをもった少年シュンとその家族が懸命に生きる姿を描きます。日本ポップス界を牽引する島田昌典が映画音楽を手がけます。

宮崎駿監督作品の中心を担った天才アニメーター・山下明彦が、見えない男の孤独な闘いをスペクタクルアクションで魅せる『透明人間』。透明人間はオダギリジョーが演じ、舞踊家として活躍する田中泯も出演します。音楽プロデューサーの中田ヤスタカが独自の EDM 的サウンドで重厚感のある音楽世界を作り上げました。
超大作を手がけてきたアニメーションの旗手たちが、瞬間にすべてを懸けた、奇跡のエンターテインメント!
この夏必見の話題作にご期待ください。

キャスト、スタッフのコメントは以下の通り。

『カニーニとカニーノ』(監督:米林宏昌)

▼木村文乃(カニーニ役)
初めてお話をいただいた時、カニ役のお兄ちゃんということでどんな風になるのか、と思っていましたが、絵コンテで米林監督の映画の世界観に触れて想像が広がり、とてもワクワクしています。全編、カニ語!?ということで、どのように演じていくのか今から楽しみです。

▼鈴木梨央(カニーノ役)
米林監督が、初めて男の子を主役にされた作品だと聞いて感動した事、その作品に私も関わる事が出来るとわかった時は、驚きと喜びで全身に鳥肌が立ちました。男の子の役は初めてですが、カニーノの気持ちになって、カニーニと大冒険をしていく様子をしっかりと演じきれる様に精一杯頑張りたいと思います。

▼村松崇継(音楽)
絵コンテを頂いた時、これが短編映画?と感じるくらい、短編とは思えない展開やスケールに正直、驚かされました。そしてこの映画は、家族愛、兄弟愛、何をテーマにしているんだろうと思った時、あっ、この映画は、今、この現代だからこそ届けたい全ての愛を表現しているんだということにも気付かされました。
絵コンテ状態から既に感じる圧倒的な絵の美しさとスケール感。息を飲むスペクタクルな展開。
この世界を自分が、音楽で表現させてもらえることに今は、ただただ幸せを感じています。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
『サムライエッグ』(監督:百瀬義行)

▼尾野真千子(ママ役)
本格的な声のお芝居は初挑戦でした!とにかく難しい。声優というお仕事を尊敬した時間でした。
でもやはり伝えたいという気持ちは変わらず一つ一つ大切にお芝居させていただきました。
この物語がたくさんの人に届きますように。

▼篠原湊大(シュン役)
オーディションでは関西弁に気をつけながら「ぼくはシュンだ!」と思いながら初めてのアフレコに臨みました。
極度のたまごアレルギーのシュンになりきり、自分と戦う役を精一杯頑張りたいです。

▼坂口健太郎(パパ/医者役)
普段のお芝居とは違う、声でキャラクターに命を吹き込むことを大切に、現代の小さなヒーローに寄り添えるように頑張ります。ぜひ、楽しみにしていてください。

▼島田昌典(音楽)
初めての映画音楽です。それがこのような素晴らしい作品で挑戦させていただけたなんて、大変光栄です。観る方々が、スッーと映像の世界感に入っていけるような、寄り添った音になっていると嬉しいです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
『透明人間』(監督:山下明彦)

▼オダギリジョー(透明人間役)
改めて芝居というのは色々な要素で形成されるんだなということを考えさせられました。声優の仕事を通して、俳優の根源を見つめ直すことができ、良い経験になりました。アニメーションで透明人間を描く、ということがまず面白い挑戦だなと思っています。今までにない、未知の経験をこの作品から感じて頂くことが出来たならとても嬉しく思います。

▼田中泯(盲目の男役)
見えてない、あるいは見られていなくでも人は存在できた。が、現代ではこれでは無視されることになる。見える、見られる為に他者が必要なのだろうか?。わからない人では駄目なのだろうか?。誰のカラダの中にも、自分ですら知らない透明人間性というのが本来的にあるのではないのでしょうか。誰だって自分のカラダの中で生きているのだから。
※敬称略

8月24日(金)全国ロードショー
企画制作:スタジオポノック/スタジオポノック・日本テレビ・電通 提携作品/配給:東宝
(C)2018 STUDIO PONOC/公式サイト:ponoc.jp/eiyu