昨年の山形国際ドキュメンタリー映画祭のインターナショナル・コンペティション部門で上映されたインドのドキュメンタリー映画『人間機械』の劇場公開が決定しました。(映画祭上映タイトル「機械」)。
過酷な環境のインドの繊維工場の労働を驚異的な音響と映像美で描き出し、世界中の映画祭で賛否が渦巻き話題になった作品です。

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・『人間機械』場面写真はこちら
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・『人間機械』特報 動画データはこちら
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・『人間機械』特報 youtubeはこちら

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・コピーライト表記

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◆サンダンス映画祭 ワールドシネマドキュメンタリー 審査員特別賞
◆チューリッヒ映画祭 ドキュメンタリー国際長編部門最優秀賞
◆英国ドキュメンタリーグリアン賞 ドキュメンタリー国際長編部門最優秀賞
◆山形国際ドキュメンタリー映画祭2017 インターナショナルコンペティション正式出品
◆テッサロニキドキュメンタリー映画祭 ギリシア議会ヒューマンバリュー賞
Fipresci賞
国際審査委員賞

超絶音響 工場労働 記録映画
厳しい現実、その響き―。

今日、著しい経済成長を遂げているインド。北西部グジャラート州にある巨大な繊維工場が本作の舞台である。工場内部に入っていくカメラが捉えるのは、劣悪な環境で働く労働者たちの姿。中には幼い子供もいる。あからさまな労働力の搾取。グローバル経済の下で歴然と進行する労使の不平等。出稼ぎ工場労働者が囚われる過酷な労働状況の告発を主題とする一方で、流麗なカメラワークによる画面はまるで宗教絵画のような「美しさ」を漂わせている。そして、画面を凌駕する圧倒的なまでの音響。作業機器から出る音の反復とその独特のうねりには、高揚感すら生まれるだろう。高精細・高解像度で記録され構築されたオーディオ・ヴィジュアルは、嗅覚や皮膚感覚まで刺激するかのように見る者の体感に訴える。1895年、リュミエール兄弟が『工場の出口』を発表して以来、映画は工場を捉えてきた。絶えず「労働」と「人間」を巡って来たともいえる映画の歴史に、本作はどのように位置づけられるのか?「記録」と「芸術」の境界を探求する、新鋭ラーフル・ジャイン監督による問題作。


■監督:ラーフル・ジャイン Rahul Jain

監督兼プロデューサー。ニューデリーに生まれ、ヒマラヤで育つ。カルフォルニア芸術大学で映画とビデオを学び、美術学の学士号を取得。現在は美学・政治学の修士課程で学んでいる。関心のある題材は、距離、他者性、そして日々の生活。本作はデビュー作になる。

2016年/インド・ドイツ・フィンランド/デジタル/カラー/71分
配給:株式会社アイ・ヴィー・シー/配給協力:ノーム
宣伝:スリーピン

(C) 2016 JANN PICTURES, PALLAS FILM, IV FILMS LTD
【公式ホームページ】 http//:www.ivc-tokyo.co.jp/ningenkikai/

★2018年7月、渋谷ユーロスペースほかにて全国順次ロードショー