原作「響~小説家になる方法~」は、2014年よりビッグコミックスペリオール(小学館)にて連載開始と同時に人気が爆発。既に累計部数・150万部を突破。更には「マンガ大賞2017」の大賞を受賞。この超人気原作の実写化には映画会社・テレビ局など10社が名乗りをあげ、争奪戦となった末に東宝が権利を獲得。そして実写映画化が発表され、主人公である15歳の天才女子高生小説家・鮎喰響を演じるのは、欅坂46の不動のセンターとして活躍し、今作が映画初出演、そして初主演となる平手友梨奈。響の才能を見出す若手女性編集者・花井ふみ役には、北川景子。
響が入部した文芸部の部長・祖父江凛夏を演じるのはアヤカ・ウィルソン。
さらに、高嶋政伸、柳楽優弥、野間口徹、小松和重、黒田大輔、板垣瑞生といった実力派俳優陣の出演、監督には月川翔、脚本は西田征史と超豪華キャスト・スタッフが発表され大きな話題となりました。

そしてこの度、芥川賞を目指す小説家・山本春平役として小栗旬の出演が決定!
芥川賞候補に3度ノミネートされながらも受賞を逃し、経済的に苦しい生活を強いられながらも4度目のノミネートに執念を燃やす小説家の役どころ。小説への情熱、そして家族からの想いを背負い、鬼気迫りながら執筆をする姿、そして、突如として文学界に現れた天才女子高生小説家・響と対峙する姿を見事に演じています。平手友梨奈とは初共演、月川監督とは『君の膵臓をたべたい』以来の強力なタッグとなりました。本作には北川景子も出演しており、『君の膵臓をたべたい』で世の中に感動を届けた3人が、主演に平手を据え、今年は「衝撃」を世に送りだします。

また、4月下旬から始まった撮影は6月1日にクランクアップ!映画の現場に初めての参加となった平手は、監督やスタッフ、共演者と密にコミュニケーションを取り、積極的に意見を出しながら「鮎喰響」を作り上げていきました。撮影終了時に「寂しい」と話し、感無量のクランクアップを迎えました。

超人気原作に、話題のキャスト・スタッフが勢ぞろいした映画『響 -HIBIKI-』。
ヒロインの圧倒的な才能を軸に、周囲の人々の心の葛藤を描いた人間ドラマが交錯する。
予測不可能。前代未聞。観た後にあなたの価値観を変える新たな「衝撃作」が2018年9月14日(金)に誕生します!


<小栗旬コメント>

演じた山本は個人的に背負っている思いが沢山あり、相当の情熱を捧げて小説を書いている人なので、
それが崩れてしまったら、辛く悲しい人というイメージでした。この作品は、自分たちも生きながら感じて
いる「本当はこうしたいのに、こうしてはいけないよな」ということに関して背中を押してくれると思います。今回初めて共演した平手さんは、響という役柄があると思いますが、思っていたよりも、すごく“普通”な感じがしました。色々なものを背負いながら頑張っている方だと思うので、それが響という役にマッチして、肝の据わっている10代だなと思いました。また、月川組の雰囲気は『君の膵臓をたべたい』の時と
あまり変わらず、皆が監督のために何かしようとか、監督を盛り上げようというムードが漂っていて
素敵な現場だと思いました。

<平手友梨奈コメント>

クランクイン前は、初めての映画ということで、「無事に終われるか」という不安もありました。でも、共演者やスタッフの方が"鮎喰響”として接してくれたこともあり、お芝居をしているという感覚があまりなく、普通でいられました。響という役の性格や行動に共感する部分はありましたが、演じる上では、身長を小さくしたかったです。誰に聞いても無理だと言われてしまいましたが(笑)小栗さんは撮影の合間に気さくにはなしかけてくださるなど、とても優しい方でした。山本という役を自然体で演じていらっしゃるように感じました。月川監督には、響のセリフについてなど相談することもありました。撮影以外の時間では子供のような一面もお持ちでした(笑)この作品を観て、どう感じるかは人それぞれになると思いますが、小学生から大人まで多くの方に楽しんでいただける作品になったと思います。

<月川監督コメント>

今回の映画は主人公の響を誰がどう演じるかが最大の肝だと思っていました。それを16才の平手友梨奈が、初主演で堂々とやり遂げてくれた。響役に期待していた最高到達点に辿り着いてくれました。いざ始まってみると、平手友梨奈は響で居ることのほうが自然体に見えるほどで、驚きの速度で成長し、あっという間に魅了されてしまった。現場で僕に迷いが生じたときにも、響ならきっとこうする、とアイデアを提案してきてくれたり。たくさん救ってもらいました。クランクアップの日、別れ際にポツリと「…まだ響でいたい」とつぶやく平手さんをみて、この時期にしか撮れない大切な瞬間を映画に残せたんだなぁという感慨が湧き、胸がいっぱいになりました。
そして小栗旬は。言うまでもなく最も信頼している俳優です。台本を送って数日もしないうちに電話をもらい、スケジュールも分からない段階でまず「やりたい」と言ってくれたこと。飛び上がるほど嬉しかった。そして期待通り今回も作品のクオリティを引き上げてくれました。

Story
スマートフォン・SNSの普及により、活字離れは急速に進み、
出版不況の文学界。

そこに現れた一人の天才少女、彼女の名は『響』。

15歳の彼女の小説は、圧倒的で絶対的な才能を感じさせるもので、
文学の世界に革命を及ぼす力を持っていた。

響は、普通じゃない。
彼女は自分の信じる生き方を絶対曲げない。
世間の常識と慣習に囚われた、建前をかざして生きる人々の誤魔化しを許すことができない。
響がとる行動は
過去の栄光にすがる有名作家、スクープの欲だけで動く記者、生きることに挫折した売れない
小説家など、様々な人に計り知れない影響を与え、彼らの価値観をも変えていく―。

Cast
●鮎喰 響(あくい・ひびき)・・・平手 友梨奈
圧倒的な文才を持った現役女子高生。絶対に“曲げない”性格で、自分の信念と反する相手には手を出すことも。

●花井 ふみ(はない・ふみ)・・・北川 景子
響が作品を送った出版社の文芸編集部に勤務する入社3年目の若手女性編集者。

●祖父江 凛夏(そぶえ・りか)・・・アヤカ・ウィルソン
日本を代表する小説家の父を持ち、自身も小説家を志す文芸部の部長
          
●神田 正則(かんだ・まさのり)・・・高嶋 政伸
響が作品を送った出版社の文芸誌・編集長

●田中 康平(たなか・こうへい)・・・柳楽 優弥
小説家兼フリーター。

●矢野 浩明(やの・ひろあき)・・・野間口 徹
鮎喰響の正体を暴こうとする雑誌記者。

●藤野 弘(ふじの・ひろし)・・・小松 和重
山本の担当編集者

●椿 涼太郎(つばき・りょうたろう)・・・板垣 瑞生
響の幼馴染。

●大坪 正人(おおつぼ・まさと)・・・黒田 大輔
編集者。花井ふみの先輩。
●山本 春平(やまもと・しゅんぺい)・・・小栗 旬
芥川賞を目指す小説家。

作品概要
■配給:東宝(株)
■撮影期間:2018年4月下旬~6月1日(都内近郊)
■コピーライト:Ⓒ2018映画「響 -HIBIKI-」製作委員会 Ⓒ柳本光晴/小学館

2018年9月14日(金)全国東宝系にて公開!