岩井俊二プロデュースの連続ドラマ「なぞの転校生」、 映画『罪の余白』ほかで女優として活躍中の宇野愛海(なるみ・20)、『桐島、部活やめるってよ』『笑う招き猫』の落合モトキ(27)、『クズとブスとゲス』『美しい星』の板橋駿谷(33)、『空(カラ)の味』主演で第10回田辺・弁慶映画祭 女優賞を受賞し、17年は、『過ぎて行け、延滞10代』(監督:松本花奈)といった主演作が続けて劇場公開された堀春菜(21)、PFFアワード2016の観客賞受賞作『ヴァニタス』主演の細川岳(25)、映画『ENDの中で』の門田宗大(23)、『運命じゃない人』の山中聡(46)、ベテラン女優の佐々木すみ江(89)が出演し、回復期リハビリテーション病院の新人理学療法士と、彼女を取り巻く人々を描く映画『歩けない僕らは』の特報が解禁となりました!

特報
https://youtu.be/pTs7cUCQgF0

<佐藤快磨監督 コメント>

明日もし自分が歩けなくなったら。
大切な人が突然歩けなくなってしまったら。
歩ける自分がそれらについて考えることは、あまりにもおこがましく、それでもこの映画を「自分」が撮る意味をずっと探し続けていたような気がします。
あるセラピストの方が話した、
「大事なのは、歩けるようになることではなく、歩いてなにをするかなんです。」
その言葉は歩ける自分へ真っ直ぐに刺さり、誰もがひとりきりでは生きていけないという当たり前のことを、いつしか必死に考え続けるようになりました。
明確な答えを提示できているかはわかりませんが、この映画とともに一生考え続けていけたらと思っています。

<安田役 門田宗大 コメント>

僕が演じた安田は、人生を歩こうとしていない柘植を心配しています。彼も柘植に面倒を見てもらって今があり、拒絶しようとする柘植に必死で近づこうとします。必死で他人に向き合い、助けようとします。どんな人でも必ずいる、人生の大切な存在として、役を演じました。

この映画は、ゆっくりと静かに時が経っていきます。悲しいこと、辛いこと、衝撃的なこと。でもどんな場面に出くわしても、それは長い人生の一瞬の出来事であり、さらりと次の日がやってくる。次の日を生きていかなければなりません。
『歩けない僕らは』の魅力は、普通の映画のように完結する感覚は無く、人生の1ページだけを深く切り取ったかのような作品になっているところだと思います。

本作は、5/14(月)まで、一般から資金調達を募るクラウドファンディングのプラットフォーム「MotionGallery」で、映画の映画祭出品及び東京・大阪での上映(佐藤快磨監督の長編第1作目である『ガンバレとかうるせぇ』との同時上映の機会も模索)のための宣伝費の支援を募っています。
宣伝費クラウドファンディング プロジェクトページ: http://motion-gallery.net/projects/arukenaibokurawa

©映画『歩けない僕らは』