いよいよ開催が間近に迫る「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2018」(3月15日(木)~3月19日(月))。恒例となった「京楽ピクチャーズ.PRESENTS ニューウェーブアワード」において、今年は俳優の葉山奨之、女優の川栄李奈、監督・脚本家の岡田磨里の3名の受賞が決定した。同賞は、輝かしい活躍を見せる俳優やクリエイターに対し「新しい波(ニューウェーブ)を起こして欲しい」という気持ちを込めて表彰するものとして設立され、今年で5回目の開催を迎える。

男優部門の受賞者・葉山奨之は、『鈴木先生』で俳優デビュー。その後も『青空エール』など話題作で等身大の役どころを演じ注目を集める。さらにNHK連続テレビ小説『まれ』出演を機にその演技の幅は16歳から32歳と広がり、演技派俳優として着実に実力をつけている。若手注目株の一人として今後の活躍に期待し、本賞が贈られることとなった。葉山は「歴史ある“ゆうばり映画祭”でニューウェーブアワードを頂けたことが本当に嬉しいです!」と感激し、「賞の名に恥じないよう作品に取り組み、未来に向けてさらに頑張っていきます!ありがとうございました!」と決意を新たにした。

女優部門の受賞者・川栄李奈は、AKB48のオーディションに合格し、2010年に芸能界デビュー。グループ卒業後に初主演を務めた『AZUMI幕末編』では高い演技力を見せ、大きな話題に。その後もNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』を始め、映画『デスノート Light up the NEW world』、『亜人』など話題作にも次々と出演し、さらに2017年8月のCM好感度ランキングでは1位を獲得。さらに複雑な役どころにも挑戦し、その演技力は多くの観客を魅了させた川栄の更なる活躍を期待し、この度本賞の女優部門の受賞が決定した。川栄は「このような賞をいただくことができてとても光栄です。」と喜びのコメントを寄せ、「これからもたくさんの作品に関わることができたらと思っております。ニューウェーブを起こせるよう精進してまいりますので見守っていただけたら嬉しいです!」と意気込みを語った。

クリエイター部門の受賞者・岡田磨里は、脚本家としてデビュー後、人間関係の繊細な描写が注目を集め、人間ドラマを扱った作品に評価の高いものが多く、企画原作からノベライズまでを手がけた『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』は人気を不動のものに。『あの花』聖地巡礼が地域の経済効果を生み出し、続く『心が叫びたがってるんだ。』とともに秩父はアニメの聖地になった。国内外で高い評価を受けている貴重なクリエイターとして、2018年以降も活躍されることを期待して、本賞のクリエイター部門の受賞者に選出。岡田は「新しいものが生まれる熱気に満ちた“ゆうばり”という場所で、このような賞をいただだけること、嬉しく思っています。前のめりになれる糧をいただき、ありがとうございました。」と喜びを語った。

「ニューウェーブアワード」は、過去には俳優部門に東出昌大や勝地涼、女優部門に松岡茉優や杉咲花といった今をときめく人気俳優がそろい、クリエイター部門では数々のドラマ・映画を手掛けてきた宮藤官九郎や土井裕泰らヒットメーカーが受賞。同賞をきっかけにブレイクを果たすケースも珍しくなく、若手もベテランも新たな魅力・才能を見出される貴重な機会として、業界内外から熱い注目を集めている。
なお今年の受賞者3名は、3月15日(木)映画祭オープニングセレモニー内で行われる表彰式に参加することが決定!
当日本人たちから直接語られる喜びの声、そして今後のさらなる活躍にどうぞご期待ください!

■男優部門 葉山奨之さん

1995年生まれ。2011年テレビ東京『鈴木先生』で俳優デビュー。NHK朝の連続テレビ小説『まれ』でヒロインの弟・一徹役を演じ、注目を集める。ドラマではTBS『逃げるは恥だが役に立つ』、フジテレビ『突然ですが、明日結婚します』『僕たちがやりました』、テレビ東京『セトウツミ』等、映画では『青空エール』、『古都』、『アズミ・ハルコは行方不明』、『きょうのキラ君』、『春夏秋冬物語』、『KOKORO』等に出演。2018年『恋は雨上がりのように』が公開待機中。

■女優部門 川栄李奈さん

1995年生まれ。2010年、AKB48のオーディションに合格し、デビュー。2015年8月にグループ卒業後、「AZUMI幕末編」で初舞台初主演を果たし、その高い演技力が話題に。 2016年にはNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」、「勇者ヨシヒコと導かれし七人」(TX)等 に出演。2017年には「フランケンシュタインの恋」(NTV)、「僕たちがやりました」(KTV)など、話題のドラマにも出演し、実力派若手女優として注目を集めている。近年の出演作に、『デスノート Light up the NEW world』(2016)、『亜人』(2017)、『嘘を愛する女』(2018)、『プリンシパル 恋する私はヒロインですか?』(2018)ほか初主演作『恋のしずく』(2018)が待機中。

■クリエイター部門 岡田磨里さん

1976年、埼玉県生まれ。Vシネマ、ゲームシナリオ、ラジオドラマなどの脚本に携わる。1998年に放送されたテレビアニメ脚本を手がけ始め、以降、『とらドラ!』『花咲くいろは』『凪のあすから』などで脚本やシリーズ構成を担当。その後も精力的に活動を続け、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』では、企画原作からノベライズまでを手がけた。2013年には、これまでの功績が認められ第16回アニメーション神戸賞を受賞。2015年の『心が叫びたがってるんだ。』とともに秩父をアニメの聖地にしたヒット作を立て続けに書いた。最新作は、初監督作品『さよならの朝に約束の花をかざろう』が現在公開中。