【監督・脚本】沖田修一 × 【主演】山﨑努 × 【モデル】熊谷守一
30年間ほとんど外へ出ることなく、庭の生命を見つめ描き続けた
伝説の画家・熊谷守一(くまがいもりかず)
97歳で没するまで生涯現役。よく生き、よく描き、生きとし生けるものを愛した
その自由気ままな生き方に、山﨑努が惚れ込んだー

日本を代表する名優・山﨑努と樹木希林が出演する映画『モリのいる場所』(2018年5月公開/配給:日活、監督・脚本:沖田修一)の、ビジュアル<展覧会バージョン>が完成いたしました!
いよいよ明日12月1日から東京国立近代美術館にて開催される大回顧展「没後40年 熊谷守一 生きるよろこび」に合わせ、映画「モリのいる場所」はビジュアルを皮切りに様々なコラボレーションを企画しております。

①展覧会バージョンビジュアル解禁
名優・山﨑努が「僕のアイドル」と公言するほどの熊谷守一愛を前面に押し出したビジュアルです。庭を愛し、そこに生きる虫や植物を一日中観察しつづけたモリ。その姿を妻秀子役の樹木希林が見守ります。東京国立近代美術館や映画館などに配布予定です。

②テレビ東京「美の巨人たち」熊谷守一特集回に山﨑努出演
ご本人も何十年ぶりかわからないほど久しぶりの貴重なテレビ出演です。
「宵月」と熊谷守一について熱く語ります。映画『モリのいる場所』特別映像をテレビ初オンエア。モリが庭を探索し、様々な生命たちと戯れるシーンを初解禁、映画への期待が高まります。
テレビ東京:12月9日(土)22:00-22:30、BSジャパン:2018年1月10日(水)23:00-23:30放送予定です。

③音声ガイド情報解禁
東京国立近代美術館 熊谷守一大回顧展の音声ガイドを、『モリのいる場所』出演の山﨑努&樹木希林が務めます。俳優としてだけではなく、ナレーターとしても超一流のお二人による、通常の音声ガイドを超えた情感溢れるナレーションは、展覧会を「モリのいる場所」の生命感で彩ります。必聴です。【概要】解説件数:24 件+ボーナストラック 2 件 蔵屋美香(本展企画者)とのスペシャル対談 解説時間:約 35 分 貸出料金:520円(税込)※お 1 人につき 1 台

<映画「モリのいる場所」解説>
本作は「30年間もの間、ほとんど家の外へ出ることなく庭の生命を見つめ描き続け、97歳で没するまで生涯現役であり続けた」モリのエピソードをもとに、沖田監督が晩年のある1日をフィクションとして描くオリジナルストーリーです。
時流にも無頓着、自分のやりたいことだけに夢中になる画家・モリ94歳。ともに人生の荒波を乗り越え、ちょっと変わった夫との暮らしを楽しんでしまう(?)笑顔がチャーミングな妻・秀子76歳。長い年月を積み重ねてきた夫婦の姿を通し、人生を豊かにする生き方とは何か、それとなく教えてくれるユーモラスな人間ドラマです。

昭和49年、東京・池袋。老いも若きもいつも賑やかな熊谷家の茶の間。ひととひととのつながりが懐かしく温かい。夫婦を取り囲む様々な世代の個性的なキャストたちが繰り広げる、可笑しくておかしなやりとりにクスクス、夫婦愛にほろり、珠玉の物語をお届けします。


<熊谷守一(1880-1977年)>
明治に生まれ、大正・昭和の画壇で活躍した洋画家。美術学校を首席で卒業し、若い頃から絵の才能を認められながらも、いい絵を描いて褒められようとも有名になろうとも思わず、たまに描いた絵も売れず、長いこと借家を転々として友人の援助で生きながらえる。ぽつぽつ絵が売れてようやく家族を養えるようになったのは50歳を過ぎた頃。この頃の有名なエピソードとして、作品を二科展で見た昭和天皇が「これは子どもの絵か」と聞いた話がある。やがて、その風貌や言動から「画壇の仙人」としてひろく脚光をあびる。文化勲章と勲三等叙勲を辞退。その理由を「これ以上、人が訪ねて来るのと困るから」と言っていたが、本当は褒状をもらうのが嫌だった。
そうして、家の外へ出ることなく、ひたすら自宅の庭で動植物を観察し続けました。
映画は、そんな熊谷守一のエピソードを元に、晩年(94歳)のある1日をフィクションとして描きます。

<展覧会>
熊谷守一は2017年に没後40年を迎え、12月1日からは東京国立近代美術館にて200点以上の作品を集めた大回顧展「没後40年 熊谷守一 生きるよろこび」が開催されます。
(お問い合わせ:ハローダイヤル 03-5777-8600http://kumagai2017.exhn.jp/

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