国内外で常に注目を集める黒沢清監督が劇作家・前川知大率いる劇団「イキウメ」の人気舞台「散歩する侵略者」を映画化。数日間の行方不明の後、夫が「侵略者」に乗っ取られて帰ってくる、という大胆なアイデアのもと、長澤まさみ、松田龍平、長谷川博己、高杉真宙、恒松祐里ほか日本映画界を代表する豪華キャストを迎え、誰も見たことがない新たなエンターテインメントが誕生。現在、全国劇場にて大ヒット上映中です。
この度“日本で最も早い映画賞”国内の映画賞レースの先陣を切る「第9回TAMA映画賞」で『散歩する侵略者』が【最優秀作品賞】、主演の長澤まさみさんが【最優秀女優賞】、高杉真宙さんが【最優秀新進男優賞】を受賞することが決定しました!
本作は、第70回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品され、その後も第55回ニューヨーク映画祭、第50回シッチェス・カタロニア国際映画祭、第22回釜山国際映画祭をはじめ世界各国の映画祭への正式招待、世界25カ国での劇場公開がすでに決定しています。日本公開後も「ジャンルの枠を超えたエンターテインメント」「俳優陣の演技が凄い!」「泣ける!」「こういう映画が観たかった!」と話題沸騰の本作。
【明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる、活力溢れる作品・監督・俳優を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰する】というコンセプトの「TAMA映画賞」で3冠を獲得し、映画ファンからの熱い支持を証明する形となりました。
各賞の受賞を受けまして受賞者の黒沢清監督、長澤まさみさん、高杉真宙さんから、以下のとおり、喜びのコメントが届きました。

【黒沢 清 監督】
「大変な驚きです。実験的な侵略SFに賞をいただけるとは夢にも思っていませんでした。俳優やスタッフたちが新しい娯楽映画を目指して試行錯誤した結果が評価されたのだとしたら、こんな嬉しいことはありません。映画祭のみなさま、観客のみなさま全てに感謝を捧げます。どうもありがとうございました」

【長澤まさみさん】
「この度は栄えある賞を頂き誠にありがとうございます。
 監督をはじめ、スタッフ・キャストと共に熱い夏を乗り切った事、青春の思い出の様にふと思い出しては、夢の様な不思議な時間だったとまるで自分が概念を奪われた様な感覚に囚われます。
 この作品に携われた事に感謝します。 
ありがとうございました」

【高杉真宙さん】
「2017年はジャンルも役柄も全く違う映画に6本出演させて頂き、たくさんの演出に出会わせて頂いた 本当に刺激的な一年でした。
その中でも特に正解が見えづらく、最も模索しながら演じたのが「散歩する侵略者」でした。
その作品がこのような素晴らしい賞として評価されたこと、自分がそこに少しでも関われた事を心より光栄に思います」

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