©Mifune Productions Co., Ltd.
日本を代表する映画スター、三船敏郎。その人気は日本国内にとどまらず、世界中の映画ファンや映画人を魅了し、現在に至るまで私たちの心を惹き付けてやみません。昨年の秋には没後20年を経て米ハリウッドの殿堂入りを果たし「ハリウッド・ウォーク・オブ・フェイム」にその名を刻みました。 “世界のミフネ”は、今なお健在です。
本年2017年は、三船敏郎が映画『銀嶺の果て』(1947/東宝/監督・谷口千吉)で鮮烈なデビューを飾ってから70年、惜しまれつつ77年の生涯をとじてから20年となる節目の年です。そして、「三船敏郎 生誕100年」のメモリアルイヤーとなる2020年に向けて、三船が映画史に遺した偉大な足跡をたどり、150本もの映像作品を残した50年の俳優人生を展観する、またとない好機が訪れました。
東急百貨店本店 開店50周年記念として開催される【「世界のミフネと呼ばれた男」三船敏郎 映画デビュー70周年記念展】は、三船が“世界のミフネ”と讃えられるきっかけとなった黒澤明監督作品『羅生門』(1950/大映)を起点に、貴重な写真や資料、愛用品の中から選び抜かれた約150点を展示。これまで、ほとんど一般公開されることのなかった秘蔵の品々を通じて、世界中のスクリーンを駆け巡った映画スター・三船敏郎の偉業を振り返り、その実像に迫ります。

【展 示 構 成】
(1) 世界が認めたサムライ………『羅生門』の受賞を機に、日本映画を代表する大スターに。内外で受けた映画賞など、世界の檜舞台での三船の活躍を紹介する
(2) 三船の誕生~終戦まで………旧満州で生まれた三船の幼少期の写真や、応召して戦地に赴いた記録などから、波乱に満ちた三船の青年期までを振り返る
(3) 俳優“三船敏郎”の誕生………映画界入りの契機となった、第1回東宝ニューフェースと、デビュー作『銀嶺の果て』を紹介する
(4) 日本映画の枠を超えて………黒澤明、稲垣浩をはじめとする名匠との出会い、そして生み出された作品の数々。傑作群の中から13作品と海外作品3作をピックアップし、貴重な資料とともに紹介する
(5) 素顔の三船敏郎………車と乗馬を愛し、酒と煙草を手放さなかった三船敏郎の愛用品とプライベート写真を一挙公開。知られざる三船の素顔と人間像に迫る
(6) 特別展示………内外の映画人、往年のスターたちとの交友の記録を写真で紹介する

★10月19日(木)の初日限定★
1階正面口に愛車2台(ロールスロイス、MG TD)を展示予定

【開 催 概 要】
名 称:東急百貨店本店 開店50周年記念
「世界のミフネと呼ばれた男」 三船敏郎 映画デビュー70周年記念展
会 場:東急百貨店本店 3階 イベントサロン
会 期:平成29年10月19日(木)~10月31日(火) 13日間
開場時間 :10時~19時
※20日(金)、21日(土)、27日(金)、28日(土)は19時30分まで
※入場は閉場時間の30分前まで ※最終日の10月31日(火)は17時閉場
※会期中休業日なし
入 場 料:700円(税込・小学生以下無料)
主 催:株式会社三船プロダクション/株式会社東急百貨店
企画・製作 :「世界のミフネ展」実行委員会
企画運営協力:株式会社東急レクリエーション
協 力:株式会社石原プロモーション/松竹株式会社/日活株式会社/東映株式会社/
株式会社KADOKAWA/東宝株式会社/武田コンシューマーヘルスケア株式会社/
サッポロビール株式会社/株式会社ライトパブリシティ
協 賛:光写真印刷株式会社/高津装飾美術株式会社/株式会社新藤コーポレーション
企画協力 :株式会社セディックインターナショナル/株式会社LDH pictures
展示協力 :畠中啓祐建築設計スタジオ/山口勝弘/槙田寿文/西村祐次(M1号)
展覧会監修 :小松崎拓男(金沢美術工芸大学教授)/仲世古佳伸