全米で昨年末の限定公開を皮切りに大きな評判を呼び、年明けから拡大公開を迎えると『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』を抜き去り全米映画興行ランキング1位を獲得。さらに、本年度の第89回アカデミー賞(R)で3部門(作品賞、助演女優賞、脚色賞)にノミネートされるとその勢いは止まるところを知らず、公開から11週連続でのランキングTop10入りを果たすだけでなく、日本でも40億円を突破し大ヒットの『ラ・ラ・ランド』を上回る興行成績を記録している超話題作『ドリーム』が9月29日(金)にいよいよ日本に上陸いたします!
『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』で第81回アカデミー賞(R)助演女優賞ノミネート、近年はテレビシリーズ「Empire 成功の代償」での活躍が目覚ましいタラジ・P・ヘンソンが主演を務める本作は、『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』で第84回アカデミー賞(R)助演女優賞を受賞したオクタヴィア・スペンサー、第89回アカデミー賞(R)作品賞に輝いた『ムーンライト』にも出演している個性派シンガーのジャネール・モネイ、同作『ムーンライト』で見せた熱演により第89回アカデミー賞(R)助演男優賞の栄冠に輝いたことが記憶に新しいマハーシャラ・アリ、さらにケビン・コスナー、キルスティン・ダンストといった実力と実績の確かな大スターたちが息の合った好演を見せていることでも話題を呼んでいます。監督は、日本でもスマッシュヒットを記録した『ヴィンセントが教えてくれたこと』のセオドア・メルフィが務めます。

この度、2017年のオスカー俳優マハーシャラ・アリが演じるジム・ジョンソン中佐の何気ない発言がキャサリン(タラジ・P・ヘンソン)の逆鱗に触れ、アタフタと焦る不器用さ加減が愛らしくなる本編映像が到着いたしました!

今回解禁されるのは、背が高くスマートで、自身のことを褒めてくれるジムにまんざらでもない様子のキャサリンが、ジムの何気ない「大変だ、女にそんな仕事を…」という発言に表情を一変させてしまう場面。本作の舞台は1960年代初頭、ソ連との熾烈な宇宙開発競争を繰り広げているアメリカ。国の威信をかけた一大事業に取り組むNASAでは、まだコンピューターが十分に発達していないこの時代に、主人公キャサリンをはじめ極めて優秀な頭脳を持つ黒人女性たちが計算手として貢献していました。その苦労を知ってか知らずか、自身の一言で立ち止まり急に険しい顔へと変わってしまったキャサリンを見て慌てて訂正するジムですがどうやら時すでに遅し。有色人種への差別意識がまだ色濃く存在していたこの時代に、理不尽な環境にも卑屈になることなく強く前向きに生きる同士だと思っていたからこそ、悪気はなくとも女性への偏見が滲んでしまった発言がショックだったキャサリンは「NASAで女性を雇っている理由は職場の花だからじゃない、眼鏡をかけてるからよ」と、プライドが見え隠れしつつ冗談交じりに言い放つのです。すっかり幻滅されてしまい、必死にフォローしようとするジムですが、今後の2人の関係の行方やいかに…?

このジム・ジョンソン中佐を演じているのは、第89回アカデミー賞(R)作品賞『ムーンライト』(16)で演じた主人公の少年を助ける麻薬ディーラー役で、見事に第89回アカデミー賞(R)助演男優賞の栄冠に輝いたことが記憶に新しいマハーシャラ・アリ。20代後半デビューの遅咲き俳優で、ドラマ「4400 未知からの生還者」(04)や『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(08)など良作を脇で支え続け実力と評価を上げてきた経歴の持ち主です。『ヴィンセントが教えてくれたこと』(14)に引き続きセオドア・メルフィ監督とのタッグとなるプロデューサーのジェノ・トッピングは「テッド(メルフィ監督の愛称)は役者が大好きで、彼らをよく理解しているの。本作のキャストは、彼にとって非常に楽しい舞台のようだったから、彼らと一緒に全力を出すことができたと思うわ」と、メルフィ監督がベテランから新人までビッグで多様に富んだキャストたちとしっかりと共鳴していた様子を明かしており、着実なキャリアを重ねてきたマハーシャラがその期待に大いに応えていることが本映像からも垣間見られます。

キャサリンの夢を、そして本作全体を縁の下で支えていくジムを演じたオスカー俳優マハーシャラ・アリに要注目です!

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