第30回東京国際映画祭 「SAMURAI(サムライ)賞」は坂本龍一氏に決定! “映画の未来の開拓”、豪華マスタークラス実施
比類なき感性で「サムライ」のごとく、常に時代を斬り開く革新的な映画を世界へ発信し続けてきた映画人の功績を称えるSAMURAI 賞。第 30 回の記念すべき今年、『戦場のメリークリスマス』で英国アカデミー賞作曲賞、『ラストエンペラー』でアカデミー賞作曲賞を受賞するなど、映画音楽家としても世界で名を馳せる坂本龍一氏に贈らせて頂くことが決定いたしました。
また、「映画の未来の開拓」をビジョンの大きな柱の一つとしている東京国際映画祭では会期中、坂本龍一氏のSAMURAI 賞授賞を記念した特別クラスをはじめ、国際的に第一線で活躍されている、ブリランテ・メンドーサ監督・河瀨直美監督・曽利文彦監督を迎えてのマスタークラスを実施いたします。若い映画ファンや次世代を担う新たな若手映画作家に向けたセミナー形式のトークイベント。
TIFF マスタークラス
会場:六本木アカデミーヒルズ 49F タワーホール
入場:無料
申込方法:
東京国際映画祭公式サイトにて 9 月 28 日(木)18 時より申し込み開始(定員になり次第、締め切ります。)
■第4回“SAMURAI(サムライ)”賞授賞記念
坂本龍一スペシャルトークイベント~映像と音の関係~
日時:11/01(水)14 時開場/15 時開演(予定)
米アカデミー賞を始めとする数々の国際的な賞に輝き、常に時代をリードする
音楽家の坂本龍一がこれまでの軌跡をたどるとともに自身の映画音楽論を展開する。
<坂本龍一(さかもとりゅういち)プロフィール>
1952 年東京生まれ。1978 年「千のナイフ」でソロデビュー。同年「YMO」を結成。散開後も多方面で活躍。『戦場のメリークリスマス』で英国アカデミー賞 を、『ラストエンペラー』の音楽ではアカデミーオリジナル音楽作曲賞、グラ ミー賞他を受賞。常に革新的なサウンドを追求する姿勢は世界的評価を得ている。環境や平和問題への言及も多く、森林保全団体「more trees」の創設、「stop rokkasho」、「NO NUKES」などの活動で脱原発を表明、音楽を通じた東北地方太平洋沖地震被災者支援活動も行っている。2013 年は山口情報芸術センター(YCAM)10 周年事業のアーティスティック・ディレクター、2014 年は札幌国際芸術祭 2014 のゲストディレクターとしてアート界への越境も積極的に行っている。2014 年 7 月、中咽頭癌の罹患を発表したが、1 年に渡る治療と療養を経て 2015年、山田洋次監督作品『母と暮せば』とアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督作品『レヴェナント:蘇えりし者』の音楽制作で復帰を果たし、2016 年には李相日監督作品『怒り』の音楽を担当した。2017 年 3 月には 8 年ぶりとなるソロアルバム「async」を発表。
<歴代 SAMURAI 賞受賞者>
第 27 回東京国際映画祭(2014) 北野武監督、ティム・バートン監督
第 28 回東京国際映画祭(2015) 山田洋次監督、ジョン・ウー監督
第 29 回東京国際映画祭(2016) マーティン・スコセッシ監督、黒沢清監督
★特別招待作品部門にてドキュメンタリー『Ryuichi Sakamoto: CODA』を上映★
■ブリランテ・メンドーサ監督の演出論(仮)
日時:10/26(木)18時開場/19時開演(予定)
「第3黄金期」と呼ばれる隆盛の時代を迎えているフィリピン映画界
をリードしてきたブリランテ・メンドーサ監督が語る演出論。
■河瀨直美監督スペシャルトークイベント(仮)
日時:10/28(土)13時開場/14時開演(予定)
若手育成にも力を注いでいる河瀨直美監督のマスタークラス。
当日はエグゼクティブ・プロデューサーを務めた『東の狼』も特別
上映され主演の藤竜也との対談も予定。
■曽利文彦監督「ハガレン」トークイベント
日時:10/30(月)18時開場/19時開演(予定)
12/1『鋼(はがね)の錬金術師』公開記念イベント。全世界7000万部の国
民的人気コミック、映像化不可能と言われた原作の実写映画化へ
の道のり。「ハガレン」が到達する新たな映像世界と映画体験とは?