この度、本編より、幼馴染である夢都子と航が故郷の島で再会を果たす冒頭シーンが解禁された。
生まれ育った故郷に縛られる夢都子(貫地谷しほり)と、亡き父に確執を抱えたまま成長し、地元の島に戻ってきた航。
二人はこの島で育ったかつての同級生だった。夢都子は家庭を持つ母になり、航は中学校の教師として地元の中学校に勤務。
久しぶりに再会を果たした二人は、子供の頃の思い出を語り合ううちに、それぞれが抱えている自身の家族との関係性を見つめ直すところから物語が始まる。
「望郷」は原作者の湊かなえが、自身の地元である因島を舞台に書いた小説。
撮影は、実際に因島を含む瀬戸内海地方の島で行われた。
菊地健雄監督の演出のもと、菊地監督とのタッグは3回目になるカメラマンの佐々木靖之(『ディストラクション・ベイビーズ』、『PARKS パークス』)が切り取る、都会にはない、時間がゆっくりと過ぎているような感覚を覚える映像美と、それでいてどこか閉塞感漂う、そんな島の景色と雰囲気も見どころだ。

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