2017年7月。栃木県那須烏山市でとある映画がクランクインしました。
作品名は「YOU達HAPPY 映画版 ひまわり」。この映画は人気バンド「TUBE」のボーカル前田亘輝が長年パーソナリティを務めるラジオ番組の「YOU 達HAPPY」で産声をあげました。
本作は前田亘輝が全国のライブで感じた地方の過疎化問題から地方創生をテーマに、映画版「未来日記」で話題を呼んだ杉本達監督とタッグを組み、那須烏山市で仕掛けた“町おこし”映画となっております。そして新たな手法としてドキュメントと芝居を物語に融合させ、地域の人々や景色を鮮度よく、そしてリアルに描いた作品となっています。
またリアリティに拘り、この映画に出演するヒロインとその友人には地元、栃木県那須烏山市でオーディションを行い、この町の未来の為に本気で取り組む2人の地元高校生を選出。この2人の成長物語こそが作品の見どころであり、偽りのない姿です。
この作品をプロデュースしたのは映画「信長協奏曲」や「SP」を手がけた古郡真也。その古郡の呼びかけで企画に賛同した本物の俳優やタレントも東京から合流し、前代未聞のエンターテイメント作品がこの那須烏山市で実現しました。

【今回の作品を彩るキャスト】
本作はオーディションで選出された2人の地元女子高生の他、主演に大東駿介、映画「怒り」で注目された新人の佐久本宝の他、西岡德馬やAKB48/チーム8の倉野尾成美が撮影に参加。本気で“町おこし”に挑む出演者たちの姿が注目です。

【「YOU達HAPPY映画版ひまわり」とは】
オーディションで選ばれた2人の女子高生。*現在高校2年生
この2人は那須烏山の過疎化を食い止めるべく夏休みを通して町の魅力を発信し、ハリウッド映画の撮影誘致を目指す究極の“町おこし”に参加。彼女達のひと夏の取り組み自体が、映画作品となっている事を聞かされず日夜、奮闘してきました。監督の杉本は彼女達の偽りのない頑張り、感動、そして挫折といったリアルな感情を引き出す手法で撮影を進めていきました。この2人の姿が町中の人々の共感を呼び、那須烏山の人々が一つになって未来を切り開こうと奮闘した作品です。

【物語】
那須烏山に住む2人の高校生は、町を盛り上げる為に開設されることになった地元のコミュニティFM立ち上げに参加する。FM運営の為に東京からやってきた夏生(大東駿介)と龍二(佐久本宝)と共に番組のネタになるような地元の題材を探していく。ネタ探しに苦労する2人は、ある時、地元の『山あげ祭り』の深刻な担い手不足の問題に直面する。それは古くからの伝統・風習によって町が一つになれない事に起因していた。事態を解決する為に奔走する2人の高校生。彼女たちが仕
掛けていく町おこし大作戦は、徐々に町の人々を巻き込んで、町のビックイベントになっていく…。

《企画発起人》
【前田亘輝(TUBE)のコメント】
僕がパーソナリティを務めるFM NACK 5「前田亘輝YOU達HAPPY」から生まれた企画なので、とても楽しみにしています。コンサートツアーをしながら必要性を実感していた地方創生の一つの方法として、この映画を積極的に応援していきたいと思います!

《監督》
【杉本達のコメント】
どんなに計算された物語であっても、それを現実は簡単に上回ってしまう。それほど現実はドラマチックで説得力を持つ。本作の主人公は一切演技をしていない。彼女にとって全てが現実なのだ。挫折と苦悩を乗り越え成長していく主人公。その姿は我々に「忘れかけていた何か」を教えてくれる。

《出演者》
【大東駿介のコメント】
これは映画ですが、彼女たちとの時間には本物の瞬間しかなかったです。
台本では縛れないほどの輝きと成長と青春があの夏にはありました。張りぼての言葉では彼女たちには届かず、初めは怖かったですが、本物にするために、那須烏山と向き合い、街の歴史と向き合い、彼女たちと向き合った時間は、僕にとってもかけがえのない夏になりました。正直、どんな映画になっているのか想像出来ませんが、ありがとうと言いたい作品です。

【佐久本宝のコメント】
最初にこの作品のお話があった時、‬凄く面白い内容に、正直やりたいと思う反面、不安が凄く大きかったです。
ですが、今回演じた龍二。大東さん演じる夏生や一樹。そして那須烏山の地元の二人の女の子と出会い、自分自身も大きく成長させてもらいました。彼女たちと一緒に真剣に向き合った夏の記録を沢山の方に観て、考えて頂ければと思います。

【西岡德馬のコメント】
烏山町の現場で、初めて監督と主演の大東君に会いました。私は、一応台本にある台詞を覚えて撮影現場に行きましたが、監督より『この映画はドキュメントと演技の融合』と言われ、些か戸惑いました。なにしろ出演俳優は三人のみで、あとは烏山町の住民の方々とのこと。これは大変だ!と、私は思いました。素人の生の会話に、プロの演技者はとても適わないということをよく知っているからです。予想通りたいへんスリリングな面白い展開になりました。果たして思惑通りに成立しただろうか?なかなか出来ない体験でした。ワクワクして完成を待っています。

【倉野尾成美(AKB48/チーム8)のコメント】
この映画は地元を盛り上げるために頑張る高校生たちの姿を描がいた作品で、チーム8の活動と似たところがあり、とても共感しました。台本もなく、素のままの状態での撮影だからこその作品だと思います。参加できて嬉しかったです。ありがとうございました。

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