1970年代初期にロンドンにショップをオープンさせて以来、その構築的で美しいハイヒールが、多くのセレブやファッショニスタから熱狂的に支持されてきたシューズブランド<マノロブラニク>。
そのデザイナーであるマノロ・ブラニクの魅力と、華麗なる手仕事に迫るファッション・ドキュメンタリー『マノロ・ブラニク トカゲに靴を作った少年』が、12月23日より日本公開する運びとなりました。

合わせて、マリリン・モンローの名言「女の子はぴったりの靴を手に入れたら、世界すら征服できるわ」と、匠の技が光るハイヒールをモチーフにしたティーザーポスタービジュアルが解禁となります。

エレガントでありながら“世界で唯一走れるピンヒール”といわれる<マノロブラニク>のパーフェクトシューズは、ダイアナ妃など多くのセレブたちの足元を素敵に輝かせてきた。
一般的には大人気ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」の主人公キャリーが愛してやまない靴として爆発的なブームとなる。

またソフィア・コッポラ監督作品『マリー・アントワネット』(06)に全面協力し、第79回アカデミー賞にて衣装デザインのミレーナ・カノネロにオスカーをもたらした。2007年には今までの功績を讃えられ、大英帝国勲章名誉コマンダーを受勲。世界中の女性を虜にする “夢の靴”が生みだされる工房(アトリエ)から、イギリス・バースの閑静な自宅、そしてそこに保存された30000点に及ぶアイテムのアーカイブにまでカメラは切り込み、天才マノロ・ブラニクの魅力に迫るファッション・ドキュメンタリーがついに日本公開!

世界的なブームを尻目にマノロ自身は「今でも工房(アトリエ)で過ごす時間が人生の喜びだ」と語り、商業的に拡大せずイタリア・ミラノの工房(アトリエ)で職人たちとハンドメイドで制作している。
本作では、完璧な靴を作りだすマノロの風変わりな思考プロセスから、スタイリッシュで溜め息がでるほど美しいスケッチ、それを手仕事で形にしてゆく工房(アトリエ)スタッフたちに迫る。クリエイティブな創作過程は、見る者を惹きつけてやまない。

ブランドを愛用するセレブとして登場するのは“プラダを着た悪魔”こと米ヴォーグ誌の名物編集長アナ・ウィンター。
セクシー&クールな歌姫リアーナ、シューズ・デザイナーのシャーロット・オリンピア、故デヴィッド・ボウイの妻でモデルのイマン、ファッション・デザイナーのジョン・ガリアーノなど。
そして、古くからの友人であり、ティファニーのジュエリー・デザイナーとして活躍する画家ピカソの娘パロマ・ピカソや、若かりし頃にマノロがモデルとして参加し一緒にヴォーグ誌の表紙を飾った女優アンジェリカ・ヒューストンらは、マノロのプライベートな一面も披露。ガーデニングをこよなく愛するお茶目なマノロの素顔は実にチャーミング!一瞬で心奪われる!

<監督コメント>

ファッション界のカリスマの生い立ちと功績を綴ったマイケル・ロバーツ監督は、英ヴォーグ誌やバニティ・フェア誌のエディターやディレクターを歴任し、「ファッションが教えてくれること」で有名になった米ヴォーグ誌のクリエイティブディレクター、グレイス・コディントンの回想録の共著者でもある。「マノロのことを30年以上前から知っている私から見た彼は、多面的な知識をもつ文化人でありロマンティックな人でもあります。彼の魅力的な人柄と独創的な仕事は、人の心を楽しませる映画の題材にぴったりだ」と語っている。

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「トカゲに靴を作った少年」とは?

生れ故郷のスペインのカナリア諸島の庭園を駆け回り、チョコレートの包み紙でトカゲのために靴を作ることに熱中していた少年時代。自然と植物を愛でる眼差しが、今でもデザインの源になっている。

監督・脚本:マイケル・ロバーツ
出演:マノロ・ブラニク、アナ・ウィンター、リアーナ、パロマ・ピカソ、シャーロット・オリンピア、イマン、アンジェリカ・ヒューストン、ジョン・ガリアーノ、ソフィア・コッポラ、ルパート・エヴェレット

2017年/イギリス/89分/原題:Manolo: The Boy Who Made Shoes for Lizards
配給:コムストック・グループ 配給協力:キノフィルムズ
(C)HEELS ON FIRE LTD 2017

12月23日(土・祝)新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマほか全国ロードショー!

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