2017年5月から全国劇場公開され、“東京”を全く新しい風景で切り取った最高密度の恋愛映画として、多くの観客からの共感を得て、
今なお上映が続いている『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』が、Blu-ray・DVDで11月15日(水)に発売されることが決定した。

本作は、08年に当時女性では最年少の21歳で中原中也賞を受賞するなど「いま最も新しい表現者」として注目される詩人・最果タヒが、
16年5月に発表し現代詩集としては異例の累計31,000部を売り上げた「夜空はいつでも最高密度の青色だ」を映画として生まれ変わらせた作品。
脚本・監督は、13年『舟を編む』で日本アカデミー賞最優秀作品賞をはじめ数多くの賞を受賞した、石井裕也。
キャストではヒロインの美香に抜擢されたのは新人・石橋静河。看護師をしながら夜はガールズバーで働き、不安と孤独と不機嫌を胸の奥に抱えている美香を全身で演じきる。
そんな美香と出会う慎二に池松壮亮。工事現場で働きながら、社会に適応しきれない自分にもがく青年の姿を、稀有な存在感で演じている。
死の予感ばかりがあふれている息苦しい現代の東京で、自分の居場所を見失った二人が、互いに向き合って初めて見つける希望。
石井裕也の最高傑作との呼び声が高い、優しくいとおしい、最高密度の恋愛映画となっている。

本作は日本国内のみならず、第67回ベルリン国際映画祭フォーラム部門正式出品、第41回香港国際映画祭特別招待作品(Award GALA上映)、第27回高雄映画祭特別招待作品(オープニング上映)など数多くの海外映画祭にも出品され話題に。
現在も国内での上映が続いており、今後発表される国内の映画賞周りにも注目が集まっている。

Blu-ray・DVD特別版には、メイキングやイベント集を収録した特典DISCが付属するほか、封入特典としてブックレットが付いてくるまさしくメモリアルな一枚となっている。
この機会に映画の作品世界をBlu-ray・DVDで堪能してみてはいかがだろうか。

Blu-ray・DVDの発売にあたり、主演の石橋静河、そして監督の石井裕也からコメントが届いている。
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●主演・石橋静河 コメント
撮影は、自分の限界を超えるような時間の連続で、何度もつまずきながらスタッフ、キャストの方々に支えられて美香という役を演じることができました。
そうして完成した作品は自分の想像を遥かに超えるものでした。
劇場での公開が始まり、多くの方に心に残った、という事を言っていただいて、この映画で描かれている人たちのように、
情報が溢れていて迷子になってしまいそうになる今、そういった言葉を頂けること、そんな作品の一部になれたことを、とても幸せに感じます。
そして、さらに劇場を越えてより多くの人に届くといいなと思います。あの時にしかない空気が詰まっています。感じるままに観ていただけたら嬉しいです。

●監督:石井裕也 コメント
劇場公開をした後、本当に様々な反響がありました。観る人の感性や状況によって、この映画の印象は大きく変わるはずなので、当然と言えば当然です。
詩を原作にしているからこそ、自由な気分で映画を作りましたし、観客の方々には詩のように自由に捉えてほしいと思っていました。
「俺ってヘンだから」と男が言い、「じゃあ私と一緒だ」と女が言う。「イヤな予感がするよ」と男が言うと、「分かる」と女が言う。
こういうやり取りで始まる映画ですから、いわゆる普通の恋愛映画ではありません。
少し変わった恋愛映画ですが、だからこそこの時代に生きる人々の「気分」が色濃く表われた恋愛映画になったと思います。
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■■Blu-ray・DVD商品情報■■
「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ Blu-ray【特別版】」
(PCXP-50534)/¥6,200+税/本編Blu-ray+特典DVD 2枚組
☆特製アウターケース/デジパック仕様/封入特典:ブックレット(24P) 

「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ DVD【特別版】」
(PCBP-53675)/¥5,200+税/本編DVD+特典DVD 2枚組
☆特製アウターケース/デジパック仕様/封入特典:ブックレット(24P) 

「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ DVD」
(PCBP-53676)/¥3,800+税/本編DVD

●発売日:2017年11月15日(水) Blu-ray・DVD発売/レンタル開始
●収録時間:本編109分+特典映像
●セルBlu-ray・DVD【特別版】 共通映像特典
メイキング/インタビュー集/イベント集
●発売/販売元:ポニーキャニオン
●商品サイト:yozora-movie.ponycanyon.co.jp
●映画公式サイト:http://www.yozora-movie.com/
●コピーライト:(C) 2017「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」製作委員会

※仕様、特典内容や名称は予告なく変更となる場合がございます。予めご了承ください。

■■作品基本情報■■
【作品内容】
透明にならなくては息もできないこの街で、君を見つけた。

看護師として病院に勤務する美香(石橋静河)は女子寮で一人暮らし。日々患者の死に囲まれる仕事と折り合いをつけながら、夜、街を自転車で駆け抜け向かうのはガールズバーのアルバイト。作り笑いとため息。美香の孤独と虚しさは簡単に埋まるものではない。
建設現場で日雇いとして働く慎二(池松壮亮)は古いアパートで一人暮らし。左目がほとんど見えない。年上の同僚・智之(松田龍平)や中年の岩下(田中哲司)、出稼ぎフィリピン人のアンドレス(ポール・マグサリン)と、何となくいつも一緒にいるが、漠然とした不安が慎二の胸から消えることはない。
ある日、慎二は智之たちと入ったガールズバーで、美香と出会った。美香から電話番号を聞き出そうとする智之。無意味な言葉を喋り続ける慎二。作り笑いの美香。店を出た美香は、深夜の渋谷の雑踏の中で、歩いて帰る慎二を見つける。
「東京には1,000万人も人がいるのに、どうでもいい奇跡だね」。
路地裏のビルの隙間から見える青白い月。
「嫌な予感がするよ」。「わかる」。
二人の顔を照らす青く暗い光。
都会で生きづらさを抱えつつも、懸命に生きるすべを模索する二人。
不器用でぶっきらぼうな二人は、近づいては離れていく・・・

【キャスト】
石橋静河 池松壮亮
佐藤玲 三浦貴大 ポール・マグサリン / 市川実日子 / 松田龍平 / 田中哲司

【スタッフ】
監督・脚本:石井裕也
原作:最果タヒ(リトルモア刊「夜空はいつでも最高密度の青色だ」)
エンディング曲:The Mirraz「NEW WORLD」
撮影:鎌苅洋一 照明:宮尾康史 録音:加藤大和 高須賀健吾 美術・装飾:渡辺大智 編集:普嶋信一 音楽:渡邊 崇 写真:大森克己 アニメーション:松丸 翔
衣裳:立花文乃 ヘアメイク:豊川京子 音響効果:柴崎憲治 VFXプロデューサー:赤羽智史
助監督:石井 純 製作担当:栗林直人 キャスティング:福田真弓 製作渉外:藤田充彦 海外担当:荒木啓子 宣伝プロデューサー:中野朝子
企画:孫家邦 菊地美世志 赤須恵祐 プロデューサー:有賀高俊 土井智生 五箇公貴
製作プロダクション:フィルムメイカーズ リトルモア 製作:テレビ東京 東京テアトル ポニーキャニオン 朝日新聞社 リトルモア 配給:東京テアトル リトルモア

■■劇場公開情報■■
9/16(土)~:下高井戸シネマ(東京)、キノシタホール(愛知)
9/23(土)~:下北沢トリウッド(東京)
9/30(土)~:十日町シネマパラダイス(新潟)
10/1(日)~:シネマ・チュプキ・タバタ(東京)
10/7(土)~:川越スカラ座(埼玉) 
10/14(土)~:フォーラム盛岡(岩手)

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