ナチス支配下の戦争の時代を生き、世界中のギタリストから“ギターの英雄”と讃えられる、不世出の天才ギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトの知られざる物語を描き、2017年ベルリン国際映画祭で華々しくオープニング上映され、熱烈な喝采を浴びた話題作『永遠のジャンゴ』の予告編を解禁致します。

【予告編内容】
今回公開された予告編は、1943 年、第二次世界大戦中のパリで、満員の観客で賑わうミュージックホールで喝采を浴びる、ジャンゴ・ラインハルトの演奏シーンから始まる。唯一無二の 3 本指での独自の早弾き奏法により、パリの音楽シーンで華々しく活躍するジャンゴだったが、次第に戦況は激しさを増し、ナチスによるジプシーへの迫害に巻き込まれていく様子が描かれる。ドイツ兵との会話のやりとりから、迫害を受けるジプシーの家族や仲間のため、ジャンゴがナチスの前で、決死の演奏をすることを予感させる―。

予告編の冒頭から、ジャンゴが演奏している曲「マイナースウィング」は、『マトリックス』のサントラなどでも使用され、現在でも、もっとも有名な一曲。劇中では、演奏シーンも見所となる本作だが、全曲のレコーディングを、現代のジプシー・ジャズの最高峰ギタリスト、ストーケロ・ローゼンバーグ率いるローゼンバーグ・トリオが担当している。

ジャンゴを演じた、レダ・カテブは、役が決まってから毎日のようにギターを持ち歩き、練習を重ねたが、親指、人差し指、中指の 3 本の指のみで演奏する(ジャンゴは火傷により左手に麻痺が残る為、薬指と小指が動かない)独自の早弾き奏法に、「たとえ準備期間が 20 年あったとしても、ジャンゴのように演奏することはできない」と、ジャンゴの天才的才能を讃え、役の難しさを語っている。
また、予告編後半で流れるパイプオルガンの音色が印象的な曲は、ジャンゴが戦時中に作曲した、ジプシーの同胞へ贈る「レクイエム」。音源も譜面も一部分しか残存しない為、ニック・ケイヴのパートナーとしても知られる音楽家ウォ-レン・エリスが本作の為にインスピレーションから創作し、劇中で初めて再現された。

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