キルギスが世界に誇る名匠アクタン・アリム・クバト監督の最新作「Centaur(原題)」の邦題が、『馬を放つ』に決定。また、2018年3月中旬より、岩波ホールほか全国順次公開することに決定致しました。

ロカルノ国際映画祭で銀豹賞(準グランプリ)に輝いた長編デビュー作『あの娘と自転車に乗って』。
自身の少年時代を描く3部作の最終章『旅立ちの汽笛』。そして監督作にして初主演を務め、カンヌ国際映画祭監督週間に出品されるなど高く評価された『明りを灯す人』など、世界がその才能を絶賛したアクタン・アリム・クバト監督。

中央アジアの美しい国キルギス。自然を愛し、馬と共に生きてきた騎馬遊牧民を先祖に持つ人々は、“馬は人間の翼である”という古くからの言葉を大切にしてきたはずだった。しかし、かつての信仰が薄れ、人々を結び付けてきた伝説が忘れられようとしているとき、寡黙な男ケンタウロスは夜な夜な馬を解き放つ――。
アクタン・アリム・クバト監督最新作『馬を放つ』は、あまりにも純粋なひとりの男の姿を通し、人々を繋いできた文化的アイデンティティーが失われつつある現代社会に向けて、静かな問いを投げかける。

本作で、アクタン・アリム・クバト監督はメガホンを取る一方、熱い信念を秘めた主人公ケンタウロスを熱演。
また、6年ぶりとなる新作では、アカデミー賞外国語映画賞を受賞した『ノー・マンズ・ランド』(ダニス・タノヴィッチ監督)などを手掛けてきたチェドミール・コラールらがプロデューサーを務め、ベルリン国際映画祭パノラマ部門国際アートシネマ連盟賞受賞、ベルギーMOOOV映画祭最優秀作品賞受賞ほか各国の映画祭で高い評価を受けている。

尚、この作品は、11月18日~26日に開催される第18回東京フィルメックス・コンペティション部門でのジャパンプレミア上映が決定しております。

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