数々のベストセラーを手がけている直木賞作家・重松清が1996年に発表した傑作小説「幼な子われらに生まれ」。
刊行当時『ヴァイブレータ』『共喰い』などの脚本家・荒井晴彦が重松と「幼な子われらに生まれ」の映画化の約束を交わし、21年を経た今、監督・三島有紀子(『しあわせのパン』『繕い裁つ人』)の手によって、浅野忠信、田中麗奈、宮藤官九郎、寺島しのぶという個性溢れる豪華キャストで、ついに映画化が実現。
いよいよ今週末の8月26日(土)よりテアトル新宿・シネスイッチ銀座ほか全国にて公開いたします。
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この度、『幼な子われらに生まれ』が、カナダで開催される第41回モントリオール世界映画祭のコンペティション部門への正式出品されることが決定いたしました。

モントリオール世界映画祭は、トロント国際映画祭と並ぶ北米最大規模の映画祭で、近年では2014年には呉美保監督・綾野剛主演の「そこのみにて光輝く」と成島出監督・吉永小百合主演の「ふしぎな岬の物語」が、2016年には錦織良成監督・青柳翔主演の「たたら侍」がコンペティション部門へ出品されています。

本年度の映画祭では、コンペティション部門に選ばれた18作品の中で、『幼な子われらに生まれ』が唯一の日本映画となります。
また、本作を監督した三島有紀子監督は、2014年に『ぶどうのなみだ』で第38回モントリオール世界映画祭のワールド・グレイツ部門に招待されており、自身としては2回目のモントリオール世界映画祭となります。

映画祭の開催期間は8月24日から9月4日で、『幼な子われらに生まれ』の上映は9月1日(金) 19時と9月3日(日) 11時にImperial Cinemaで予定されている様です。

三島有紀子監督コメント

スタッフ・キャストみんなで心を込めて作った作品が、憧れのモントリオール世界映画祭のコンペティション部門に選ばれ、このうえない幸せを感じています。
文化によって家族のコミュニケーションの仕方は異なりますが、家族は普遍なもの。日本のある種の家族の姿が世界中でどう受け止められるか、興味深いですし、伝わってくれるといいと思っています。
いま世界で起こっていること、日本で起こっていることを見ていると、人間を嫌いになることが多くなってきました。でも、人間は愛おしい生き物だということをこの映画では再認識してもらえると思います。だから英語タイトルは『DEAR ETRANGER』にしました。たくさんの皆さまに届きますよう祈っております

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