『氷の微笑』のポール・ヴァーホーヴェン監督が、フランスの至宝イザベル・ユペールを主演に迎えて放つ、話題の異色のサスペンス『エル ELLE』は、8月25日(金)に公開となります。様々なドラマを生んだ本年度の賞レースで、本作はひときわ異彩を放ちながらも、133ノミネート69受賞(2017/7/18時点)と驚異的な数の賞をさらい、フランス映画にしてアカデミー賞主演女優賞ノミネートも果たした注目作です。
フランスのエマニュエル・マクロン新大統領と25歳年上のブリジット夫人のオープンなラブラブ振りやその運命的ななれそめは大統領就任前から大きな話題となったが、そんなフランス映画界隈で “年上女性”にモテ期が到来中…!? それが伺える(?)新たな場面写真が解禁となります! 

『エル ELLE』は、イザベル・ユペールが演じる新鋭ゲーム会社の社長ミシェルが、物語の冒頭で一人暮らしの瀟洒な自宅で覆面の男に襲われることをきっかけにして彼女の恐ろしい本性が明らかになる様子がまさに予測不能に展開されていく。ミシェルは過去の経験から警察には頼らず自分で犯人捜しを始め、元夫、隣人、恋人、部下など周囲の男性に疑いの目を向けていく。そんな中、ミシェルに対して妙に色気のある視線を送ってくるのが、ミシェルからは一回りは下とおぼしき向かいの住人パトリック。彼は敬虔なクリスチャンを妻に持ちふたり揃って奉仕活動などにも勤しみ、ご近所さんとして交流が進むにつれふたりは親密になっていくのだが―― 解禁となった場面写真は、暴風吹き荒れるある夜、ひとり暮らしのミシェルを気遣ったパトリックがミシェルの部屋を訪れ、ふたりで風に流されそうになりながら雨戸を閉める場面。ユペールとパトリックを演じたフランス人コメディアンのロラン・ラフィットは実年齢ではおよそ20歳差だが、ふたりのシーンからにじみ出る色気にはただ息を飲むばかり。ELLEのフランス語訳の通りミシェル”彼女”の物語であるこのストーリーに、パトリックがどう関わってくるのかも注目ポイントだ。
また、『エル ELLE』がコンペティション部門に出品された昨年のカンヌ国際映画祭のオープニングセレモニーでは、年上女性とおよそ30歳離れた年下男性がセレモニー壇上で突然大胆なキスを交わし大きな話題に。そのふたりとは、フランスの大御所女優カトリーヌ・ドヌーヴと、なんと映画祭で司会を務めていたパトリックことロラン・ラフィット本人である。

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