ナタリー・ポートマンとリリー=ローズ・デップが姉妹役で初共演を果たした『プラネタリウム』が9月23日(土)より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町他にて全国公開いたします。
ハリウッドが誇るアカデミー®賞受賞女優ナタリー・ポートマンと、ジョニー・デップとヴァネッサ・パラディを両親に持ち、シャネルのミューズとしても活躍するリリー=ローズ・デップが姉妹役で初共演を果たした本作は、ヴェネツィア国際映画祭ワールドプレミアおよびトロント国際映画祭ガラ・コレクションで上映され大きな話題となりました。監督は、フランスのソフィア・コッポラとの呼び声も高く、初の長編監督作『美しき刺』がカンヌ国際映画祭の監督週間部門で上映され、次世代の監督として称賛された美貌の天才レベッカ・ズロトヴスキが務めます。
ナタリー演じる野心家の姉ローラと、リリー=ローズ演じるピュアでイノセントな妹ケイト。パリを舞台にスピリチュアリストとして華々しく活躍する美しい姉妹の、無垢で危うい少女性とその運命を描いた夢と狂気の物語。この度、リリー=ローズ・デップのインタビューが到着いたしました。

本作で映画出演4作目となったリリー=ローズ・デップ。本作に出演することについて「『プラネタリウム』に出演したいと思ったのは、脚本の独創的な魅力と、レベッカ・ズロトヴスキとのミーティングでキャラクターに親近感を感じたからよ。最初は脚本をフランス語で読んだわ。勉強は英語でしていたから、フランス語で読むことは私のバックボーンに合うのよ。私にとって、フランス語で読むことは文学的な感じがするの。私が持っている別の文化背景で大好きなのよ。映画に出てみたくなったの。私が知っているアメリカ映画に比べてとってもフランスらしいものだったけれど。言うまでもないことだけど、そう思ったのは言語の問題じゃなく、私はフランスで働きたかったの。そのためには美しい映画で初めたかったんだけど、この脚本を読んで、“見つけた!!”って思ったのよ。」とフランス映画出演への熱い気持ちを語ります。
劇中ではナタリー・ポートマン演じるローラの妹、ケイトを演じるリリー=ローズ。死者を呼び寄せるという難しい役柄について「ケイトのキャラクターが私の琴線に触れたのは、彼女の性格に共鳴したからね。私は元気で明るい部分もあるけど、彼女のように引っ込み思案でシャイな部分もあるのよ。自分の世界に引きこもったりしたりもするわ。ケイトは100パーセント地に足がついているわけじゃなくて、時々、生と死の間をさまよっているように思うの。霊を呼び寄せるスピリチュアリストという役柄を演じるのは、すごく大変だったわ。でも私は、死んだ後も魂が一緒にいるという考え方は好きだわ。」と自分自身と役柄の共通点を明かし、「逆説的ではあるけど、物語は悲しい話なのに、セットは楽しかったわ。一番、怖かったのは、泣かなきゃいけないシーンよ。でも全身全霊でキャラクターになりきり、感情移入して、太陽を見上げたの。太陽がちょっと手助けしてくれて(笑)、できたのよ。自分でも止められないくらいに自然に涙が溢れて。この追い詰められた状態が気に入ったのよ。目薬を使わずに、キャラクターに入り込みたかったの。結局のところ、これが映画で私の最初の本物の役柄となるでしょうね。」と女優リリー=ローズの才能を感じさせる経験を振り返りました。
また、本作でナタリー・ポートマンと姉妹役を演じたことについては「知っての通りナタリーは、すごいキャリアの持ち主で、彼女の出演した映画はほとんど見ていたの。私たちはよく似ているって言われるんだけど、こんなふうにナタリーとエマニュエルとレベッカ監督と一緒に映画に出演できてすごくラッキーだと思っているわ」と素晴らしいチームで仕事ができたことを語りました。

監督:レベッカ・ズロトヴスキ 脚本:レベッカ・ズロトヴスキ、ロバン・カンピヨ
出演:ナタリー・ポートマン、リリー=ローズ・デップ、エマニュエル・サランジェ、アミラ・カサール、ピエール・サルヴァドーリ、ルイ・ガレル、ダーヴィット・ベネント、ダミアン・シャペル
提供:ファントム・フィルム/クロックワークス 配給・宣伝:ファントム・フィルム 宣伝協力:ブリッジヘッド PG12
2016年/フランス・ベルギー映画/英語・フランス語/108分/シネマスコープ/カラー/字幕翻訳:松浦美奈 原題:Planetarium © Les Films Velvet – Les Films du Fleuve – France 3 Cinema – Kinology – Proximus – RTBF

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