池井戸潤の“幻の長編”と呼ばれていた「アキラとあきら」。その作品が徳間書店よりオリジナル文庫『アキラとあきら』として刊行されるのに合わせ、WOWOW が 7 月より最速ドラマ化し、話題沸騰中。
WOWOWが池井戸作品を手掛けるのは「連続ドラマW 空飛ぶタイヤ」(09 年/全 5 話)「連続ドラマW 下町ロケット」(11 年/全 5 話)「連続ドラマW 株価暴落」(14 年/全 5 話)に次いで 4 作目だが、今回はその中でも最長の全 9 話で制作。スリリングな展開と重厚な人間ドラマが持ち味の池井戸作品をじっくりと堪能できる。
大企業の御曹司として、約束された次期社長という“宿命”にあらがう階堂彬(かいどうあきら)。父の会社の倒産、夜逃げなど過酷な“運命”に翻弄されながらも、理想を育んだ山崎瑛(やまざきあきら)。2人の人生は、何かに導かれるように交差する。幼少期から青年期にかけて、誰もが経験する人生の選択。反抗、親友との別れ、肉親の死、初恋、受験、就職、成功、挫折…。人生のキーワードを盛り込みながら、バブル経済とその崩壊、激動の時代を背景に、「アキラとあきら」の“宿命”のドラマを描く。

彬役には6月に自らが企画した映画『いつまた、君と ~何日君再来(ホーリージュンザイライ)~』が公開したばかりの向井理、瑛役には俳優としてだけではなく、映画情報番組「映画工房」の司会、監督業など幅広い分野で活躍する斎藤工。W主演の 2 人は連続ドラマW初登場となる!!
なお、原作『アキラとあきら』は大幅な加筆修正を加え、徳間文庫より 5 月17 日に発売され即重版が決定し大反響を呼んでいる。ドラマでは階堂彬が主軸に、原作では山崎瑛が主軸にストーリーは展開され、ドラマを見ても原作を読んでも楽しめる内容となっている。
向井理演じる階堂彬の叔父(石丸幹二演じる東海郵船・社長、階堂一磨の弟)役で出演中の、東海旭商会・社長で次弟、階堂晋役の木下ほうか、東海旭観光・社長で末弟、階堂崇役の堀部圭亮。
長兄の一磨を出し抜こうと何かと企てる、その絵に描いたような 2 人の悪役ぶりは、大きな話題となっており、この度ファンの期待に応えるべく、“ススムとたかし”コンビの特別パロディ版ビジュアルが制作された。
本家のビジュアルと同様のポージングに加え、“ススムとたかし”と、兄弟の存在感をしっかりと打ち出したタイトル?が堂々の佇まい。さらに、“大企業の後継者になれず、兄への嫉妬に人生を狂わされてきた次男”と、“二人の兄とは違い、背負うものなく自由に生きてきた三男”、それぞれに相応しいキャッチコピーがあしらわれ、2 人の生き様と心の叫びを代弁するかの内容に、図らずも応援してしまうこと間違いなしの仕上がりだ。
ついに日の目を浴びたこの機会に、演じた木下ほうかと堀部圭亮、さらに“ススムとたかし”の生みの親、原作・池井戸潤からのコメントも到着している。
ドラマは、いよいよ明日 6 日の放送より後半戦に突入!“ススムとたかし”の活躍にも注目してみてはいかがだろうか。なお、8 月 18 日(金)深夜 0:05 からは第 1 話~第 6 話までの一挙放送も予定されている。

キャスト・原作者コメント

木下ほうか コメント(階堂 晋役)
① ビジュアルを見ての感想
こっちですこちらが正式なポスターですよ~
② 今後を楽しみにしている視聴者に対して
ここからです。この後から、想像を絶する本当に面白いドラマが始まります。
長い長い前説、申し訳ございませんでした。
以後、晋と崇にご注目いただき、本格的な『アキラとあきら』をお楽しみください。

堀部圭亮 コメント(階堂 崇役)
① ビジュアルを見ての感想
この骨太な作品にして、この遊び心!作品の懐の深さを感じます。
そして同時に、この二人が原作の池井戸さんはじめ、関係者、視聴者の皆さんに本当に愛されていたのだと実感いたします。
いつの日か、この二人が暗躍するスピンオフを見てみたい!そんな「パロディがパロディで無くなる日」を夢想しつつ、オファーお待ち申し上げます♪
② 今後を楽しみにしている視聴者に対して
階堂家の〝ダークサイド〟ススムとたかし。
ほうかさんとの次男・三男コンビを、ボク自身本当に楽しませて頂きました。
欠陥だらけのこの二人。ですが、とても人間臭くて憎めません。
アキラとあきらに立ちはだかる〝ダークヒーロー〟として、最後まで引っ掻き回してやりますよ!

原作者:池井戸 潤コメント
悪役は書いていてとても楽しいですが、晋と崇の兄弟も、その残念ぶりにスイスイ筆が進みました。
木下さんと堀部さんのキャスティングも、イメージにぴったり。
お二人の演技を拝見するのをいつも楽しみにしています。