1995年9月にアメリカ合衆国アイオワ州デモインで結成された世界的人気を誇る9人組ヘヴィロックバンド、スリップノット(SLIPKNOT)。バンド初のドキュメント・フィルム『DAY OF THE GUSANO/読み:デイ・オブ・ザ・グサノ』が完成し、そのティザー映像も全世界で一斉公開された。バンドが結成されてから20年以上経過しているが、2015年にKNOTFESTでメキシコシティを訪れたのが初めてでバンドの夢のひとつが実現した。そのメキシコシティでのライヴを記録したドキュメンタリー映画である。監督はバンドのコンセプトを握る中心メンバーのショーン“クラウン”クラハン(#6)。猟奇的ライヴ・パフォーマンスや炎等巨大スタジアムでしか体感できないパイロの演出に加えて、バンド・メンバーの独占インタビューは勿論ですが、タイトルにも込められてる様にメキシコのマゴット(Maggot:スリップノットのファンの総称)の熱狂ぶりも収録。ライヴ会場にいるような劇場サラウンドをお楽しみください。この作品は9月6日(水)に、全世界1,000スクリーンを超える映画館で一夜限りの上映イベントが行われ、ここ日本でも東京で同時上映することとなった。日本全国からこの貴重な映像を観たい!!との要望を受け、9月18日(月・祝)に、全国15都道府県の映画館でも上映されることが発表された。

あらゆる音楽スタイルを融合させたヘヴィミュージックを得意とし、2000年代から世界各地で人気拡大し、この25年間で影響力があるミュージシャンの一つとしてあげられている。各メンバーが、それぞれ異なったユニークなマスクを被ってパフォーマンスをすることで有名で、グラミー賞には何度もノミネートされ、2006年に行われた第48回グラミー賞では、シングル『Before I Forget』が『Best Metal Performance』賞を受賞。14年発売の最新アルバム『.5: The Grey Chapter』はアメリカで1位、イギリスで2位、日本で1位、オーストラリアで1位、ロシアで1位、ドイツで2位など19ヶ国のトップ5チャートにランクインした。1999年のデビュー以来5枚のアルバムをリリース、日本には2000年以来9度の来日公演を成功させている。
2012年8月、自ら主催の『KNOTFEST』を開催。ここ日本でも2014年、2016年とSLIPKNOT主催フェス『KNOTFEST JAPAN』が2回開催され、SLIPKNOTは勿論のこと、国内勢はSiM、MAN WITH A MISSION、Crossfaithなど国内のラウド・シーンを牽引している強豪バンドが軒を連ねた。マゴットは勿論のこと、音楽ファンもSLIPKNOT未体験の方必見の音楽映画となってる『ご家庭では絶対味わえない』劇場空間で、SLIPKNOTのライヴを体感しよう!!

■SLIPKNOTドキュメント・フィルム『Day Of The Gusano』ティザー| http://dayofthegusano.com/

スリップノットはヘヴィ・ロック界の“異端”でありながら、その鮮烈なインパクトと圧倒的なサウンドで“王道”の定義を変えてしまったバンドだ。1995年にヘヴィ・ロック不毛の地アイオワ州デモインで結成。パーカッションやターンテーブルDJを含む総勢9人の大所帯、全員がホラー調のマスクを被って繰り広げる爆発的なライヴ・パフォーマンスが話題を呼び、アルバム『スリップノット』(1999)で一躍ブレイクを果たす。2000年2月には早くも初来日公演が行われ、メンバーがステージからはみ出さんばかりの過剰な密度のショーは、阿鼻叫喚の熱狂の渦となった。早くも同年夏にはアメリカ『Tattoo The Earth』フェスティバル・ツアーでヘッドライナーを務めるという大抜擢も受けている。
『アイオワ』(2001)、『Vol.3:ザ・サブリミナル・ヴァーシズ』(2004)、『オール・ホープ・イズ・ゴーン』(2008)と作品を追うごとに凶暴度とスケール感を増していく彼らは、 ヘヴィ・ロックを代表するカリスマへと成長していく。メンバー達の殺気すら漂う個性のぶつかり合いは何度もバンドの存続を危機に陥れるが、その刹那的なまでのサウンドの破壊力は世界のヘヴィ・ロック/メタル・リスナーに支持された。
2010年にベーシストのポール・グレイが急死、2013年にはドラマーのジョーイ・ジョーディソンが脱退するなどの事件に見舞われながらも、バンドは揺らぐことなく前進を続ける。2012年に開始した自らの名を冠するフェス『Knotfest』は拡大していき、2014年・2016年には『Knotfest Japan』も実現。そのモンスター化は止まることを知らない。

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