ラブストーリーに夢を見られなくなった大人の女性たちに「究極の愛とは何か」と突きつけ、読者を虜にした沼田まほかるの 20 万部を超える人気ミステリー小説の待望の映画化!蒼井優、阿部サダヲW主演『彼女がその名を知らない鳥たち』が10月28日(土)より全国ロードショーいたします。メガホンを取るのは『凶悪』(13)、『日本で一番悪い奴ら』(16)の白石和彌。ノンフィクションを原作に骨太な社会派エンターテイメントを作り出してきた彼が、初めて本格的な大人のラブストーリーに挑みます。W主演の蒼井優、阿部サダヲの二人に加え、松坂桃李、竹野内豊といった実力確かな豪華俳優陣が織りなす“全員最低なのにまぎれもない愛の物語”が描かれる本作。蒼井優演じるクレーマーで自分勝手な女・十和子や、阿部サダヲ演じる不潔で下劣、そのうえ十和子に異様な執着を見せる男・陣治、松坂桃李演じる一見誠実そうな風貌ながらとにかく薄っぺらな水島、竹野内豊演じる十和子の昔の恋人であり、自身の出世や保身のためなら女を道具に使うことも厭わない黒崎と、全員共感度0なクズなキャラクターたちばかり。

この度、本作の脇を固める、実力派俳優陣の場面写真を解禁いたします!

癖の強い4人のカルテッドを支えるのは、個性派ぞろいの実力派俳優陣。彼らが魅せる細やかな演技は、シーンをさらに色濃く印象づけていきます。 黒崎の妻・カヨ役には村川絵梨、黒崎の失踪を追う刑事・酒田役には赤堀雅秋、十和子の姉役に赤澤ムック、カヨの叔父で不気味な謎の男・國枝役を、先日急逝された中嶋しゅうが務めます。


▼黒崎の妻・國枝カヨ(くにえだかよ)・・・村川絵梨
黒崎の妻・カヨを演じるのは、映画「花芯」(16)で主演を務め、TVドラマでは「東京タラレバ娘」(16/NTV)、「悦ちゃん」(17/NHK)等、話題作へ出演する実力派女優・村川絵梨。黒崎の妻・カヨを演じており、十和子を自宅に招き入れ、黒崎が失踪した日の事を思い出しながら語ります。そこで「黒崎は、きっと殺されています」と主張し、十和子を惑わす妻は一体何を知っているのか…。本作随一のミステリアスな女性。

▼十和子の姉・野々山美鈴(ののやまみすず)・・・赤澤ムック
十和子の姉を演じるのは、「黒色奇譚カナリア派」を旗揚げし(11年より活動停止中)、同劇団他での劇作家・演出家・脚本家として活動の傍ら、映画『曲がれ!スプーン』(09)、映画『愛の渦』(14)などに出演する赤澤ムック。2児の母で夫と別居中だが、十和子に対して真っすぐな愛を宣言する陣治との関係を唯一応援している人物。堕落した生活を送る十和子の良き相談役として登場する聖母的存在を演じています。

▼刑事・酒田(さかた)・・・赤堀雅秋
黒崎失踪事件を捜査する刑事を演じるのは、劇団「THE SHAMPOO HAT」における全公演の作・演出・出演を務め、三浦友和主演の映画『葛城事件』(16)を監督するなど舞台だけにとどまらず広く活動している赤堀雅秋。5年前から黒崎が失踪しているという事実を、十和子に告げる役として登場するのだが、何か真実を知っている様な風格を持ちながらも優しく十和子に接する不気味な刑事を演じています。

▼謎の老人・國枝(くにえだ)・・・中嶋しゅう
黒崎の妻・カヨの叔父・國枝を演じるのは、舞台を中心に、映画・TV・CMほか俳優として多方面で活躍する一方、舞台の演出も手がけている中嶋しゅう。2010年に出演した「今は亡きヘンリーモス」「BLUE/ORANGE」では紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞。文化庁芸術祭演劇部門大賞受賞「おそるべき親たち」でも喝采を浴びた。2015年には映画『日本のいちばん長い日』(15)で東条英機を熱演。映画『関ヶ原』(17年8月26日)の公開が控えている。十和子がその姿を見た瞬間、震えだし動けなくなる程恐れる存在。黒崎の失踪事件に何かしら絡んでいるのではと思われ、本作のカギを握る人物。(2017年7月6日逝去。本作が映画作品として遺作となります。)

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=57226