公道をアクセル全開で駆け抜ける最も過酷な自動車競技、『ラリー』。世界中のあらゆる道が戦いの舞台となり、ラリーが盛んな欧州、南米ではF1に勝るとも劣らない人気を博す。日本国内にも熱狂的なファンが多く、各地で数多くのイベント(競技)が開催されている。2017年には18年振りにTOYOTAが、40年以上の歴史を誇る最高峰のシリーズ“FIA WORLD RALLY CHAMPIONSHIP”(世界ラリー選手権)に参戦。開幕2戦目にして優勝を飾った快挙は大きな話題となった。各メーカーの先端技術の結晶である車輛、モンスターカーを操るドライバー、その舞台を支えるメカニック、まさに人車一体の公道の格闘技。そんな世界を舞台に、若者たちの熱い絆と愛を描いた、新たなヒューマンエンターテインメントが誕生する!
メガホンをとるのは、『テーマとして伝えたい事は、決して諦めない心の強さ。同じく極限状態での挑戦を描いてきた「海猿」を超える作品にしたい』と自ら語る、羽住英一郎監督。「海猿」「MOZU」「暗殺教室」各シリーズなど数々の大ヒット作品を手掛けた確かな演出力と、最新の撮影機材を駆使し、誰も見たことの無い、圧倒的なスペクタクル映像を描き出す。
主人公・檜山篤洋(ひやまあつひろ)を演じるのは、同世代の中でも、その活躍が目覚ましい俳優、東出昌大。スピカレーシングを支えるチーフメカニックという、作り手側に立ち、誇りと愛との間で揺れ動く繊細な芝居に挑む。その弟であり、天才ドライバー・檜山直純(ひやまなおずみ)役には、国内外の多数の映画に出演し、脚光を浴びる新田真剣佑。
そして、ヒロイン・遠藤ひかるを、いま注目の若手女優・森川 葵が演じ、北村匠海、町田啓太など次世代を担うフレッシュな顔ぶれが勢ぞろい。更には、吉田鋼太郎ほか実力派俳優が脇を固める。
誰も見たことのない圧倒的な和製カーアクションと、若者たちの絆と愛を描いたヒューマンドラマが融合したエンターテインメント超大作が、2018年、スクリーンを駆ける!!

登場人物
■檜山篤洋 Hiyama Atsuhiro
東出昌大(1988年2月1日生まれ 埼玉県出身)
スピカレーシングファクトリーのチーフメカニック兼エンジニア。幼い頃から機械いじりが好きで、今では誰もがその腕を認める技術者となった。真面目な性格で、チームメンバーからの信頼も厚い。
東出昌大コメント
羽住監督の、長年温め続けてきた夢が詰まった作品です。メカニックチームでリハーサルを続けている中で、チームワークが生まれてきて仲間と協力し合いながら仕事が出来る事に、喜びと感謝を感じています。
脚本を読んで感じた、手に汗握る興奮と熱狂を、スクリーンを通してお届け出来る様頑張ります。

■檜山直純 Hiyama Naozumi
 新田真剣佑(1996年11月16日生まれ 米国・ロサンゼルス出身)
スピカレーシングファクトリー所属の天才ドライバー。篤洋の実弟。結果を出す一方、勝気な性格で無謀な“攻めの走り”を行う事も。私生活でも問題を繰り返す、トラブルメーカー。
新田真剣佑コメント
羽住監督をはじめ、東出さんや共演者の皆さんの熱量を感じながら、色んなことを学んで、最高のパフォーマンスを見せられるように努めます。
カッコよく、そして美しいラリーの世界の中で生きる男をどう演じていけるか、自分なりに精一杯、突き詰めていきたいと思います。

■遠藤ひかる Endo Hikaru
森川 葵(1995年6月17日生まれ 愛知県出身)
スポーツマネジメント会社“ワンダースポーツエージェント”の社員。将来有望な若手ゴルファーの担当を外され、直純の新たなエージェントとして着任した。ラリー競技については、ずぶの素人。
森川 葵コメント
今回のために、羽住監督に教えて頂いた『ザ・エージェント』という映画を見ました。普段は自分からお芝居で相手に仕掛けていくことが多いのですが、今回私が演じさせて頂くひかるは、エージェントという立場なので、自分から仕掛けるよりもスピカのメンバー達を見守るように受け入れることを大切にしながら、楽しむことを忘れず撮影に臨みたいと思います。東出さんは普段から仲良くさせて頂いていて真剣佑さんとは初対面です。そんなお二人とお芝居をさせて頂くのは全く違った意味で緊張し楽しみなのですが、”新たな気持ち”でお二人と現場で向き合っていきたいと思っています。

■新海彰 Shinkai Akira
 北村匠海(1997年11月3日生まれ 東京都出身)
スピカと熾烈な優勝争いを繰り広げるシグマ・レーシング所属のドライバー。常に冷静沈着でミスのない完璧なレースを展開する。現在もっとも世界に近いドライバーであり、直純とはライバル関係。

■増田順平 Masuda Junpei
 町田啓太(1990年7月4日生まれ 群馬県出身)
スピカレーシングファクトリー所属の新米メカニック。デザイン志望だったが、ラリー競技のメカニックとして配属された事に内心不満を持っている。

■都築一星 Tsuzuki Issei
 吉田鋼太郎(1959年1月14日生まれ 東京都出身)
スピカレーシングファクトリーの社長にして、チームの監督。檜山兄弟を幼少の頃から知り、良き理解者でもある。ほんの少しだけ、お茶目……。

羽住英一郎監督コメント
プロフェッショナルの世界で生きるチームメンバーたちが繰り広げる濃厚な人間ドラマを、これまでの邦画にはないスピード感と迫力の映像で、圧倒的なスペクタクル作品に仕上げていきます。テーマとして伝えたい事は、決して諦めない心の強さ。同じく極限状態での挑戦を描いてきた「海猿」を超える作品にしたいと思います。
そして、東出昌大さん、新田真剣佑さん、森川葵さんなど、俳優として新時代を担うキャストたちには、若さ故にもがき、葛藤し、一流を目指して成長していくそれぞれの姿を、全力で体現してもらえればと思います。

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