7月17日(月祝)理学療法士の日を前に2018年秋公開予定、理学療法士の葛藤を描いた三浦貴大主演の映画「栞」、先月発表したキャスト、白石聖、鶴見辰吾に続き追加キャストを発表いたします。

本作は、元理学療法士の榊原監督が。理学療法士時代に見聞きしたことを元にしたオリジナルストーリーで、家族、仲間、様々な境遇を持つ患者たちと向き合いながら前に進もうとする理学療法士の葛藤を描いたヒューマンドラマとなっております。
今回発表するキャストは、三浦演じる高野雅哉が勤務する病院に入院し、雅哉に大きな影響を与える半身不随のラグビー選手・藤村孝志を演じるのは、本作の為に数カ月にわたり体を鍛え上げた阿部進之介(あべ しんのすけ)、そんな孝志に思いを寄せる看護師・柏木真理役には、台湾でも活躍している池端レイナ、雅哉の同僚・永田役には様々な話題作に出演している前原滉(まえはら こう)が演じています。
その他にも、理学療法士を目指す大学生役で佐藤玲(さとう りょう)、雅哉の祖父に福本清三(ふくもと せいぞう)等が脇を固めております。

■阿部進之介(藤野孝志役)
役者、スタッフともに素晴らしいチームワークが取れた最高の現場でした。全員が「絶対にいいものを作る」という同じ方向を見ている現場だったので、撮影中はとても自然に自身の役柄である<藤村孝志>としてそこにいることができたと思います。半身不随となったラガーマンを演じるにあたり、体の筋肉を全く動かさないということを体に染み込ませるのはとても難しく、大変な作業でした。自分自身、役柄を通して自分の生き方を考えさせられたので、生きるということはどういうことか、改めて考える小さなきっかけになれる映画となることを願っています。

■池端レイナ(柏木真理役)
重いテーマの映画ではありますが、主演の三浦貴大さんをはじめ、皆さんオンとオフの切り替えが上手な方ばかりだったので、和気あいあいとした現場で楽しくリラックスして演じることができました。初めての看護師役だったので、始めは役作りをどうしようかと悩みましたが、自分が担当している患者さんには、元気でいてほしいという気持ちにあふれた、笑顔を絶やさない、明るい女性でいるように心がけました。人の痛みや命の重さと向き合う役を演じたことで、改めて医療現場で働くことの厳しさを改めて痛感しました。

■前原滉(永田役)
あまり感情を表に出さず淡々と仕事を続けている理学療法士の永田という役を演じました。
一見すると、ドライすぎて冷たい印象を受けるキャラクターですが、それは医療現場の厳しさを知っているからこその彼なりの懸命さなのだということを観ている方々にも伝わるように心がけて演じました。主演の三浦さんはすごく気さくな方で、現場では兄貴分のような存在で僕たちを引っ張ってくれました。これまで尊厳死についてはあまり考えたことがなく、未だ自分の中で答えは出せずにいますが、この映画に出演したことで「尊厳死」について考える機会を頂けて良かったと思っています。

©栞製作委員会