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湯浅政明監督作品『夜明け告げるルーのうた』(配給:東宝映像事業部)は、先月19日に【アヌシー国際アニメーション映画祭】の長編部門にて、見事グランプリにあたるクリスタル賞を受賞し、現在凱旋上映中です。長編部門のグランプリを日本の作品が受賞するのは1995年『平成狸合戦ぽんぽこ』以来、実に22年ぶりの快挙となりました。
その快挙を受け、平成29年度の文化庁長官表彰(国際芸術部門)の被表彰者に、湯浅政明監督が決定いたしました。同グランプリ受賞が日本のアニメーション監督に希望を与えたという功績が選出理由となっております。
文化庁長官表彰に国際芸術部門が設けられたのは平成19年で、アニメーション監督としては、平成21年の加藤久仁生氏以来、8年ぶりの表彰となります。
 表彰式は、文化庁長官室にて行われ、湯浅政明監督に表彰状と賞牌が贈呈されます。

【平成29年度 文化庁長官表彰(国際芸術部門)】
文化庁では、この度、文化庁長官表彰(国際芸術部門)の被表彰者を決定しましたのでお知らせします。
■表彰の概要
芸術各分野において国際的に活躍し、特に顕著な成果をあげた個人に対し、文化庁長官が表彰する。
■被表彰者
湯浅 政明(アニメーション監督)/片渕 須直(アニメーション監督)/大川 航矢(バレエダンサー)/寺田 翠(バレエダンサー)/千野 円句(バレエダンサー)
■功績概要
平成16年に映画「マインド・ゲーム」で監督デビューし、文化庁メディア芸術祭大賞などを受賞。平成29年には、アヌシー国際アニメーション映画祭において、「夜明け告げるルーのうた」でクリスタル賞を受賞。
22年ぶりに長編部門にグランプリをもたらし、日本のアニメーション監督に希望を与えた。