感動の TV シリーズから 12 年―新たに描かれるレントンとエウレカの物語『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』が、劇場3部作として待望の映画化を果たします。
本作は 2005 年 4 月よりテレビ放送され大ヒットを記録した伝説のアニメ。英雄アドロックを父に持つ主人公レントンが、鬱屈な日々をおくる中、ヒロイン・エウレカと出会い、世界を知る旅に出る――というストーリーは多くの視聴者の共感を呼び、2000 年代を代表する作品となりました。

2009 年には劇場版『交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい』がわずか公開館数 6 館のスタートながら興行収入1億円のスマッシュヒット。2012 年には続編『エウレカセブンAO』も放送され、これまでに Blu-ray&DVD はシリーズ累計 85 万本出荷の大ヒットシリーズとなりました。また、アニメだけにとどまらず、音楽やコミックスはもちろんのこと「パチスロ 交響詩篇エウレカセブン」シリーズは累計出荷数 12 万台。今年に入って新機種「パチスロ エウレカセブンAO」が稼働を開始するなど多彩なメディア展開を実施、現在も『エウレカセブン』の存在感は衰えることを知りません。そして 2017 年。
『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション 1』が、9月16日(土)より全国 107 館にてロードショーいたします。
この度、本作の主題歌にシンガーソングライター尾崎裕哉さんの起用が決定しました。


伝説のアーティスト故・尾崎豊さんを父に持つ裕哉さんは、2016 年に Digital 1st Single「始まりの街」をリリース、以降大反響を巻き起こしたテレビ初生出演、フィジカル CD「LET FREEDOM RING」のリリースなどを経て、本作で初の映画主題歌に挑みます。
今回の映画では、テレビシリーズで語られることが無かった人類最大の大災害【通称:サマー・オブ・ラブ】から世界を守る為に戦い、犠牲となった英雄アドロックと、その息子レントンの父への思い、悩み、葛藤、そして彼が決断し、父アドロックの歩いてきた戦いの世界へ身を投じていく未来が描かれています。そして、そのレントン同様「伝説の父」を持ち、「父の成し遂げられなかったことを果たしたい」という思いを胸に、同じ音楽の世界で自身の未来を切り開いていこうとする尾崎裕哉さんに白羽の矢がたち、今回のコラボレーションが実現しました。
本作のために、尾崎さん、いしわたり 淳治さん、蔦谷好位置さんの手によって書き下ろされた楽曲「Glory Days」は新しいながらもなつかしく、劇中に出てくるリフボードに乗っているような爽快感が溢れ、歌詞には、葛藤や、背負っている運命、時代に対する想いなど、まさに、レントンと尾崎さんの想いが込められています。
さらに、尾崎さんが歌う主題歌「Glory Days」を使用した新予告編映像と、新ポスタービジュアルが解禁となりました!今年3月17日に、映画化発表と同時にお披露目された特報映像から今日まで何も語られてこなかった本作。
「すべての始まり」から始まる物語が、7 月 7 日、遂にそのベールを脱ぎ、全貌が明らかになります。
今回の解禁に向けて、 尾崎裕哉さんと、京田知己監督から下記コメントが届きました。

【尾崎裕哉(おざき ひろや)さん(27)】

■コメント
今回、初めて映画の主題歌を担当させて頂けるという事と、特に自分はアニメが好きで、その中でも『エウレカセブン』のような素晴らしい作品に携われることを凄く光栄に思います。
今回の楽曲は、作詞はいしわたり淳治さんと、作曲は蔦谷好位置さんと一緒に作らせて頂きました。
実は、アップテンポの曲を作るのが僕、初めてだったんですけど、お力添えあって、なんとかうまくいったかなと思います。
すごく力強いサビができたので、それを組み立てるまでのメロディを何回も繰り返して考えました。
とてもいい感じになったと思います。早く劇場で聞きたいです。
僕はレントンと境遇が似ているところがあって、レントンが葛藤しているところとか「ああ、こういうことあったなぁ」と思っていました。
反発しながらも、根本には寂しいという気持ち、「やっぱり父親に会いたい」という気持ちはお互いすごくあったわけで、そこの部分を想像していました。
レントンと同じ14歳の頃にはすでに、憧れというか、音楽をやりたいなぁという気持ちはあったので、今こうして作品を作るような職業につけたのは嬉しいことです。
『エウレカセブン』は、たくさんのファンの方の期待を背負っていると思うので、その期待をいい意味で裏切ったり、超えていけるような作品になったらうれしいです。

■プロフィール:シンガーソングライター
1989 年、東京生まれ。2 歳の時、父・尾崎豊が死去。母と共にアメリカに渡り、5 歳からの 10 年間を米国ボストンで過ごす。同時に、父親が遺した音源を幼少期から繰り返し聴き続けて歌唱力を磨き、ギターとソングライティングを習得。帰国後バンド活動を開始。2016 年に、『ニ世』(新潮社)を出版し、アーティスト「尾崎裕哉」としては初の音源となるDigital 1st Single『始まりの街』をリリース。また、これまで書きためたオリジナルソングを中心に、《HIROYA OZAKI “LET FREEDOM RING TOUR 2017》と題した初ツアーを敢行し大成功を収める。2017 年 3 月には 1st EP『LET FREEDOM RING』をリリースし「父が成し遂げられなかったことを果たしたい」という思いを胸に、本格デビュー。
秋には初のホールツアー”SEIZE THE DAY TOUR 2017″の開催も決定。
本作のために書きおろされた楽曲「Glory Days」は、自身初の映画主題歌となる。

本予告映像公式ユーチューブ
60秒:https://youtu.be/DWV3kFQyTZ8
90秒:https://youtu.be/nit-F9woH9Q

【京田知己 総監督 コメント】

『Glory Days』について

フィルムにとって音楽は非常に重要なファクターではあるものの、そのめぐりあいについては偶然や奇跡に委ねるしかないのだ……というのは、幾つかの監督作品や参加作品を経た上でたどり着いた僕なりの結論です。

今回の映画がレントンという男の子の幼年期の終わりを描く物語になると決まった時に、出来ることなら映画の最後に流れる曲は歌であって、それも男の子の歌であって欲しいなと思っていました。しかしどのような歌が、どのような方が歌った音楽が良いのか、自分たちには皆目見当もつかないでいました。

そんな中、たまたま脚本打ち合わせで iTunes を開いた時、本当にたまたまトップ画面に尾崎裕哉さんのバナーが流れていて、そして本当に勢いでクリックして流れてきた『サムデイ・スマイル』を聴いた瞬間に、そこにいた全員に「ああ、今度の映画の最後を飾るのは、この人の曲だ」という空気が流れました。そう、まさしく「エウレカ!」な気分になったのです。

もちろんハードルが無かった訳ではありません。大人の事情というものもありました。それ以上に僕らが気にかけたのは、これは偶然なのですけれども、自分たちの作っているフィルムの主人公レントンの設定と尾崎さんの境遇が似ているように思えたことでした。
ですが快諾をいただき、デモを聴かせてもらい、尾崎さんご本人にお会いして色々と話を聞かせてもらい、そして気づかされました。

今の自分だからこそ語れるものがあるのなら、それは今語るべきなのだ、と。

自分たちは今回、運命や境遇を受け入れて、それでも前へ未来へ進み出す男の子を描くことが「今の」自分たちに語れることだと思い、フィルムを作りました。そして尾崎さんの楽曲も、そのどれもが「今の」尾崎さんではないと歌えないものに思えました。そんな「今」を描こうとしたからこそ、僕らは邂逅出来たのかもしれません。その結果としての『Glory Days』という曲は、僕にとっての、僕らにとっての宝物のような存在になりました。

願わくばこの曲の流れる映画を見て劇場を出た後に、いや映画を見ていなくても街中でこの曲を聴いた全ての人の行く先に、輝ける未来があらんことを。

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