★ナチスとスターリンに翻弄されるエストニアを舞台に伝説のフェンシング選手と子供たちの絆を描く実話から生まれた感動作!

★ゴールデン・グローブ賞 、アカデミー賞®の外国語映画賞にノミネートした良作!!

【作品内容】
チャイコフスキーが滞在し、「ハープサルの思い出」というピアノ曲を残したことで有名なエストニアの町、ハープサル。美しくのどかなリゾート地としてヨーロッパの人々に愛され続けているこの土地にも、悲しい歴史があった。第二次世界大戦中はドイツに、大戦末期からはソ連に占領されていた。つまり、ナチスからスターリンへと支配の手が渡ったのだ。しかし、そんな闇の時代にも、人と人の出会いから輝かしい光が生まれていた。あるフェンシングの指導者の実話をもとに、どんな逆境にも決してくじけない剣士の心で、人生を切り開こうとしたフェンシングの元スター選手と子供たちの絆を描く感動作が誕生した。

※2016年12月24日公開作品
配給:東北新社 STAR CHANNEL MOVIES

【あらすじ】
鞄ひとつで、エストニアの小さな町ハープサルに降り立つエンデル(マルト・アヴァンディ)。小学校の体育教師に志願する彼を、校長はなぜわざわざこんな田舎町にと、不審を抱きながらも採用する。第二次世界大戦中にドイツ対ソ連の戦いの場となったエストニアは、1950 年初頭の現在、スターリン指揮下のソ連に併合されている。戦時中にドイツ軍にいたことから秘密警察に追われる身となったエンデルは、身を隠すためにこの町へ来たのだった。校長から運動クラブを開くように言われて、途方に暮れるエンデル。体育用具も軍に寄贈されてほとんど残っていない。レニングラードでは有名なフェンシングの選手だったエンデルが一人で剣を振っていると、マルタ(リーサ・コッペル)が「教えてください」と目を輝かせる。エンデルはフェンシング・クラブを開くことにする。約束の土曜日に体育館に現れたエンデルは、集まった子供たちの多さに面食らう。だが、レッスンを始めても子供たちはおしゃべりをやめないし、野原の葦を集めて“剣”を作っても、まともに構えることすらできない。同僚の教師のカドリ(ウルスラ・ラタセップ)に、「正直に言うと、子供は苦手だ」と打ち明けるエンデル。カドリはエンデルに、スターリン政権に親を連れて行かれた子供たちも、何かに打ち込んでいる間だけはつらいことを忘れられると励ますのだった。
エンデルは「改めて基本からみっちり練習しよう」と張り切るが、力が入りすぎて上手くできないヤーン(ヨーナス・コッフ)を厳しく叱ってしまう。涙を浮かべたヤーンの「先生は、本当は僕らが嫌いなんだろ」という言葉に目の覚めたエンデルは、「必ず君を剣士にしてやる」と約束するのが・・・。

『こころに剣士を』
2017年10月04日(水)発売
DVD TCED-3450 価格:3,800円+税
【DVD仕様】2015年/フィンランド・エストニア・ドイツ/本編約99分/カラー/シネスコ/片面1層/音声:ドルビーデジタル5.1chサラウンド/字幕:あり/1枚組※仕様は変更となる場合がございます。

発売・販売元:TCエンタテインメント 提供:東北新社 STAR CHANNEL MOVIES (C)2015 MAKING MOVIES/KICK FILM GmbH/ALLFILM

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