本年度アカデミー賞®2部門受賞&6部門ノミネートされ、各賞34部門受賞、102部門ノミネートされた『ハクソー・リッジ』が、6月24日(土)より、TOHOシネマズ スカラ座ほか252劇場で公開され、週末2日間の観客動員83,135人、興行収入105,781,500円を記録、初登場4位(24日からの週末公開作品では断トツの1位)にランクインする大ヒットのオープニングを飾った。

第2次世界大戦の激戦地、難攻不落のハクソー・リッジ(“ノコギリ崖”の意)。その150メートルの断崖を駆けまわり、たった1人で75人もの命を救った男、デズモンド・ドス。銃も手榴弾もナイフも、何ひとつ武器を持たない彼が手にしていたのは、モルヒネと包帯だけだった…。現在の沖縄・浦添市にある前田高地を舞台に、デズモンド・ドスは衛生兵として75人もの命を救った。壮絶な戦場で彼が起こした奇跡とは。メル・ギブソン監督が圧倒的な臨場感で描く戦闘シーンによって、1人の兵士の信念と葛藤を浮き彫りになっていく。
『ブレイブハート』でアカデミー賞®《作品賞》《監督賞》など5部門に輝いたメル・ギブソンは、『アポカリプト』以来10年振りとなる監督作で完全復活を遂げた。ドスを演じるのは、マーティン・スコセッシ監督作品『沈黙−サイレンス−』で高く評価され、本作の演技で自身初となるアカデミー賞®《主演男優賞》にノミネートを果たしたアンドリュー・ガーフィールド。ドスは「どんな状況に置かれても、決して自分を曲げない」人だと語るアンドリュー・ガーフィールド渾身の演技は、誰の胸をも熱くする。

今回、日本での大ヒットを受けて、武器を持たずに“戦場の常識を変えた男”デズモンド・ドスが、過酷な戦場で傷ついた兵士を治療し、励ます、圧巻の本編映像が特別解禁された。
爆発で両脚に大きな傷を負った兵士に止血ベルトを巻くドス。懸命に手当てする傍らから、「おい、モルヒネを打て。もうもたない」と諦めの声が掛かる。戦場では、動けなくなった者を助ける余裕などない。脚に大きなダメージを受けた兵士は、「見捨てないでくれ」と悲痛な声を上げ、「そばにいてくれ、頼む。子供がいるんだ」と懇願し、「俺を見捨てるな」と救護するドスの軍服を握りしめる。
「僕が家に帰してやる。ラルフ!」傷ついた兵士の名を呼んだドスは、傷の痛みを和らげるために大急ぎでモルヒネを注射する。「薬が効いたら運んでやる」と約束し、担架を要請するドスの声が戦場に響き渡る—–。
メル・ギブソンは徹底したリアリティを求め、両脚を失った退役軍人のダミアン・トムリンソンを起用。実際にオーストラリア軍の兵として、東ティモールや南太平洋に派遣された。退役軍人の経験を重要視している本作にとって、トムリンソンの経験は重要だった。ラルフのような瀕死の兵士が、諦めないデズモンドに救助されるという、実際にあった出来事を再現したシーンについて、ギブソンはこう語る。「ダミアンにとってこの映画の撮影は辛いものだったに違いない。だが、彼は自分が負傷した瞬間に戻り、その時の感情を掘り下げることを恐れなかった。誰にでもできることじゃない」
さらに、実際にトムリンソンの治療をした衛生兵が、彼の紹介でガーフィールドのコンサルタントを務めている。

四方八方からの攻撃で、次々に倒れていく兵士たち。史上最も激烈な接近戦が行われた戦場で、他の衛生兵であれば見捨てる程の重傷者たちに駆け寄り、「僕が家に帰してやる」と声をかけ続けたドスは、重傷を負った敵兵にすら手当を施した。
なぜ、ドスは武器を持つことを拒んだのか? なんのために、命を救い続けたのか? そしてどうやって、奇跡を成し遂げたのか? 想像を絶する至近戦が繰り広げられた戦場で、彼の行動がいかに勇気のあるものだったのか──。命を奪う戦場で、命を救い続けた男、その真実が明らかになる。時を越えて、戦場の常識を変えた男デズモンド・ドスからの熱いメッセージを是非、映画館で体感しよう。
メル・ギブソンとアンドリュー・ガーフィールドが強力タッグで挑んだ衝撃の感動作『ハクソー・リッジ』は、TOHOシネマズ スカラ座ほか、大ヒット上映中!!!

© Cosmos Filmed Entertainment Pty Ltd 2016

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