映画『昼顔』中国を席巻!上海国際映画祭公式上映
この度、映画『昼顔』(6月10日(土)公開)が中国の一大都市・上海で開催となる第20回上海国際映画祭の「2017上海・日本映画週間」に招待され、6月17日(土)上映されました。
2014年夏に放送された連続ドラマ『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』。平日昼間に夫以外の別の男性と恋に落ちる主婦のことを指す造語「平日昼顔妻」をテーマにした、道ならぬ恋に人生を狂わせてしまった女性を描いたドラマ「昼顔」はその年の流行語大賞にノミネートされるなど、社会現象にまでなりました。
そんな日本で社会現象を巻き起こした「昼顔」が、4月にはイタリア・ウディネ・ファー・イースト映画祭にて上映。そして今回は再び国境を越えて中国・上海に進出します!
尚、日本国内では平日に女性を中心とした観客が殺到し(公開8日間で動員676,000人、興行収入8億9千4百万円【6/17日(土)現在】)、海外からは現時点で中国、韓国、台湾での配給が決定。海外の映画祭での高い評価を受け、アジアを中心に世界各国のファンや映画祭、配給元から「上映してほしい、ぜひ二人に来て欲しい」とのリクエストが殺到しています。
今回上映される上海国際映画祭は1993年に始まり、毎年6月に中国の上海で開催される国際映画祭で、中国で唯一、国際映画製作者連盟公認の映画祭として、今回で20周年目を迎える、アジアで最も大きな映画祭の一つです。
第20回上海国際映画祭『昼顔』舞台挨拶概要
日時:2017年6月17日(土)
レッドカーペット 18:00~19:00
上映前舞台挨拶 20:45~21:10
上映開始 21:10~
場所:上海オペラハウス/美琪大戯院(マジェスティックシアター)
登壇者:上戸彩、斎藤工、西谷弘監督 計3名
6月17日(土)に行われる日本映画週間での公式上映にあわせ、主人公・紗和を演じる上戸彩、紗和と愛し合う北野を演じる斎藤工、そして本作のメガホンをとった西谷弘監督が満を持して現地入り。浦東(プードン)空港に二人が到着するやいなや、待ち受けていた現地ファン500人以上が到着出口に殺到。本作のポスタービジュアルを用いた手作りうちわや横断幕でキャストたちを大歓迎!現地の熱狂ぶりに、上戸&斎藤は驚きながらもサインや写真撮影に応じ、まるで映画祭のレッドカーペットが始まったかのようなお出迎えでした。
その後二人が向かったのは上海オペラハウス。毎年ここでは上海国際映画祭のオープニングを飾るレッドカーペットアライバルが行われています。全世界から集まったメディア延べ300人が待ちわびている深紅のカーペットをキャストらは歩き、途中、斎藤の持ったハンディカムビデオで撮影するなど、現地の盛り上がりを大いに楽しんでいました。終了後、すぐに上映会場である美琪大戯院(マジェスティックシアター)に移動。舞台挨拶前には海外メディアに向けて、キャストたちへの囲み取材が行われ、現地メディアだけでなく、国内外から数多くの媒体が詰めかけ、本作に対する想いや、役の心情など、様々な質問が投げかけられました。そしてメインイベント、舞台挨拶に登壇。上海でも2人の人気ぶりは凄まじい勢いで、本作の上映チケットは発売した瞬間即完売。現地のSNS上ではチケットの譲渡希望で投稿が溢れました。その熱狂は当日も伺え、開場するやいなや1200席の劇場は満席となりました。
司会者の呼び込みにより劇場内に登場したキャストらをここでも熱烈な大歓迎ムード。割れんばかりの拍手と歓声の中、それぞれが中国語を披露すると、更なる歓声と拍手に包まれました。その後、質疑応答が繰り広げられ、現地のファンは2人の仲の良さに終始歓喜の声を上げていました。最後に上海ファン代表から花束を受け取った上戸と斎藤は、一番の笑顔で集まったファンたちに感謝を述べました。終始「昼顔」チームへの熱烈な歓迎のなか、舞台挨拶は進み、大盛況のうちに終了しました。舞台挨拶後のコメントは以下のとおりです。
公式上映後、2人は上海の観光名所にも訪れ、写真撮影を行いました。
まだまだ勢いが収まらない映画「昼顔」、引き続きご注目ください!
公式上映前、檀上でのあいさつ
【上戸さん】
你好 我是 上户彩。
(こんにちは、私は上戸彩です。)
今天 很⾼兴 到 这⾥。
(今⽇はここに来れて嬉しいです。)
希望 这部 电影
(この映画が)
留给 ⼤家 好 纪念。
(みなさまの良い思い出となりますよう願っています)
谢谢シェシェ!
(ありがとうございます!)
(以下日本語)上海へは10年前のドラマ「李香蘭」の撮影で1か月半滞在していました。あの頃は周りが工事ばかりだったのですが、高い建物が増えて、街が綺麗になっていることに新鮮さを感じました。
先ほどレッドカーペットを歩かせていただきましたが、今まで映画祭に参加する機会に恵まれることがあまりなかったため、この作品でイタリアだけじゃなく、そして今回の上海に来れたことが本当に嬉しいです。
「昼顔」が映画になることは奇跡で、日本だけでなく更にイタリアや中国にも届けることが出来るなんて、本当に奇跡だと思います。許されざる恋が、中国の皆さんの心に残ると嬉しいです。
【斎藤さん】
大家好,我是斋藤工。
(みなさんこんにちは、斎藤工と申します)
今 天 来上海,非 常兴奋。
(今日上海に来ることができて、心から興奮しています)
通过电 影,希望中日文化更多 交 流。
(映画を通じ、日本と中国がもっと文化交流出来る事を願っています)
谢谢(シェシェ)!
(本日は本当にありがとうございます!)
(以下日本語)中国は何度か来訪しているのですが、実は上海は初めてです。とにかく映画に対するエネルギーと熱量がすごいですね。レッドカーペットの時は、日本のクリエイターたちと“日本代表”のように歩けたのがとても誇らしかったです。またこの上海のカーペットを踏めるように頑張りたいと思いました。
上戸さんも仰ったことですが、このテーマの本作が日の目を浴びること自体が奇跡です。でも映画は国境を超える手段です。この作品に込めた想いを、内側から感じてもらえることを祈っています。
【西谷監督】
2010年にドラマの撮影でお世話になって以来の上海です。街も近代的で賑やかだし、ご飯も美味しいし、以前来たときは一人で満喫しすぎて飛行機に乗り遅れそうになった思い出があります(笑)
この作品は、上戸さん演じる紗和と、斎藤さん演じる北野の内面を大事にして撮影しました。最早2人のドキュメントのような作品です。なので、イタリア・日本・中国とたくさんに方に迎えて頂けて本当に感激しましたし、胸がいっぱいです。僕が伝えたいメッセージは作品に込めました。是非感じてください。
上海国際映画祭舞台挨拶を終えたコメント
【上戸さん】
上海の方々はパワフルで、明るくて、温かくて。テーマがテーマなので、舞台挨拶はしんみりしちゃうかも、
と思いましたがまったくそんなことはなく、日本から届けたこの作品を「ウェルカム!」な感じがとても嬉しかったです。空港のお出迎えもすごくて…なぜか斎藤さんが警備の人に怒られていました(笑)
今日、朝空港で監督や斎藤さんにお会いしたとき、嬉しいような、寂しいような、不思議な気持ちでした。決して明るいストーリーではないからこそ、お二人とは深い部分で繋がれていた気がしていたからです。
ここで「昼顔」はひと段落ですが、また紗和たちに会いたいです。
【斎藤さん】
上海の皆さんは神妙でないというか、本当に明るく歓迎してくれるのでとても嬉しいです。
でも空港で警備の方に「お前がここにいるから人が集まる!」と怒られてしまいました(笑)熱狂的な歓迎、本当にありがとうございます。日本とは違った予測できない皆さんの反応がとても新鮮だなと思いました。
現場が終わっても尚、“終わらない”と思える「昼顔」という作品に出会えて良かったです。
この作品に携わってきた期間は、本当に楽しかったし、幸せでした。