アカデミー賞®2部門受賞&6部門ノミネートを始め、各賞34部門受賞、102部門ノミネートされた『ハクソー・リッジ』が、6月24日(土)より、TOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショーとなる。
監督はメル・ギブソン。『ブレイブハート』でアカデミー賞®《作品賞》《監督賞》など5部門に輝き、『アポカリプト』以来10年振りとなる本作で完全復活を果たした圧巻の映像は、まるで戦場にいるかのような臨場感で観客を圧倒する。2017年 6月、戦争映画の常識を塗り変える衝撃作が遂に日本に上陸する。
主演は、アンドリュー・ガーフィールド。デヴィッド・フィンチャー監督作『ソーシャル・ネットワーク』、マーティン・スコセッシ監督作『沈黙−サイレンス−』と、作品ごとに俳優として進化を続ける若き名優が、メル・ギブソンの演出によって、戦場の常識を塗り替えた男を体現し、自己初となるアカデミー賞®《主演男優賞》ノミネートを果たした。第2次世界大戦の激戦地、難攻不落の〈ハクソー・リッジ〉。150メートルの断崖を駆けまわり、たった1人で75人もの命を救ったデズモンド・ドス。銃も手榴弾もナイフも、何ひとつ武器を持たない彼が手にしていたのは、モルヒネと包帯だけだった。

今回、「迷うことなく出演を決めた」というアンドリュー・ガーフィールドの動画インタビューと場面写真が解禁された。
脚本を読んだアンドリューは「迷いは一切なかった。心を惹きつける脚本と役で、ぜひ演じたいと思った」と断言。「彼は意図せずに自然と英雄になった。信念を貫く人物には人を感動させる何かがあり、周囲にどれだけ反対され、妨害されようと決して信念を曲げない。自分の本心に忠実であり続ける人物」に魅了された。
実話である本作に、「他の人の人生を生きられて楽しい。別の時代を生きることができ興味は尽きない。だから時間が許す限り歴史やその人物を調べるんだ。納得するまでに3カ月かかった」というアンドリューは、戦場での医療処置を学べたことも楽しかったと付け加える。青春時代から兵士としての訓練、そして戦場へ、様々な困難に直面し葛藤するドスの姿を見事に体現している。
ドスの特筆すべき点は、武器を持たずに〈良心的兵役協力者〉として戦場へと向かったこと。「ドスは敵の命を奪うということ以外は他の兵と同じことをした。敵も手当てした。交戦中に敵の衛生兵に手当てされたら戸惑うだろうけどね。彼は超越した存在で、宗教的背景の違いや敵味方など、人と人の間にあるとされる全ての壁を意識しない。ドスの姿勢は〈人類みな兄弟〉という思想を体現している。彼はそれを口にしたり考えたりしただけでなく、行動で示した」とドスの生き方に敬意を表している。アンドリューが語るドスからのメッセージは、日々緊迫度を増す世界情勢の中、現代を生きるすべての人に向けられているのだ。
なぜ、ドスは武器を持つことを拒んだのか? なんのために、命を救い続けたのか? そしてどうやって、奇跡を成し遂げたのか? 想像を絶する至近戦が繰り広げられた戦場で、彼の行動がいかに勇気のあるものだったのか──臨場感あふれる“ハクソー・リッジ”の戦闘シーン、そしてアンドリュー・ガーフィールド渾身の演技によって、1人の兵士の強い信念と葛藤を浮き彫りになっていく。実話から誕生した驚愕と感動の超大作『ハクソー・リッジ』は、6月24日(土)より、TOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー。

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