鈴木亮平が主演を務めるWOWOW「連続ドラマW 宮沢賢治の食卓」が、いよいよ明日6月17日(土)よる10時より放送となります。国民的作家・宮沢賢治が若き日に愛した食や音楽とともに贈る感動作。鈴木さんはどのような思いで賢治に向き合ったのでしょうか? 放送を直前に控え、インタビューが到着しました!

本作における賢治像について「子どもがそのまま大人になったよう」
と語る鈴木さん。自身の中にも似た部分があると感じているよう。「普段、仕事の場では、それをひた隠しにして生きてますけど(笑)、僕も実は基本的に子どもです。空想したりすることも多いですし…彼ほど天才的な何かがあるわけではないですけど、似ているものを感じます。賢治って“空想好き”というイメージがあったけど、実はその根底には圧倒的な科学による裏付けや知識がある。学者肌で、気になったらとことん調べるところは、僕も少しあるかなって気もします。石ひとつ見ても、賢治には何ていう種類の石で、どういう風にできていて…ということが全てわかって、周りの地形も見えてくる。それだけの知識量があるということは本当に尊敬します」。

コロッケに焼きリンゴなど様々な料理が各話で登場し、賢治と周りの人々を繋げていく。賢治の「食」への向き合い方でも、この学者肌の性格が色濃く出ているのではと鈴木さんは分析する。「食べたものに対する感謝がすごく強い人なんじゃないかなって思います。想像力と知識があり、感性も豊かなので、コロッケひとつでも、イモがどうやって作られて、この甘さの元は…といったことが全部わかる。ただ『おいしい』だけじゃなく、歴史から何から全てが入ってきて『あぁ! いまこれを食べられるってなんて幸せなことなんだろう!』って感じるんじゃないかと思います。僕も減量中においしいものを食べた経験がありますが、芝居では絶対にこんなリアクションはしないよってくらい『メチャクチャおいしい!』というリアクションをするんです。絶対に目を閉じるんですよ(笑)。本当に体が求めて「食べたい!」と思って食べると、感覚を全部、味覚に集中させるんです。今回、その経験を活かせる部分があるなと思います」。

6月17日(土)スタート 毎週土曜よる10:00 【第1話無料放送】
(C)WOWOW
特設サイト:http://www.wowow.co.jp/dramaw/kenji/