7月1日~公開の堀禎一監督作品「「夏の娘たち~ひめごと~」

6年ぶりの新作劇映画『夏の娘たち~ひめごと~』の公開を記念して、知られざる堀禎一監督の一挙上映を、新作の上映と同期間に並行して行います。
堀禎一は、1969年兵庫県に生まれ、東京大学文学部仏文科を卒業。その後1994年に佐藤真が構成・編集を担当した『おてんとうさまがほしい』の制作助手としてドキュメンタリーを経験した後、大蔵映画、国映製作のピンク映画で小林悟、北沢幸雄、サトウトシキらの助監督を務めました。
2003年のデビュー後は、ピンク映画を三作品撮った後、漫画・ライトノベル原作のアイドル映画で一般映画にも活動の場を拡げました。特にその一作目『妄想少女オタク系』はゼロ年代を代表する青春映画の傑作としてリストアップされることもあるほど、漫画・アイドルといった枠組みを超えて評価されました。
その後、さらなるメジャー映画へ、というファンの期待の意表を突くように、堀は静岡県にある急斜面の集落に通い詰め上映時間4時間を超える長編ドキュメンタリー「天竜区」シリーズを完成させました。そして、待望の新作劇映画『夏の娘たち~ひめごと~』を初心にかえるかのように国映製作のR-15作品として制作し、想像を超えるジャンルの横断をしつづけながら、知る人ぞ知る堀禎一の世界を構築し続けています。
本企画では、その全貌を紐解くべくほぼ全作品の上映を行います。ピンク映画、アイドル映画から、舞台のドキュメント作品、大長編「天竜区」シリーズまで、一挙上映します。本特集ではお得なフリーパスや回数券も販売しますので、イッキ見をお楽しみいただけます。
これまでの堀禎一作品を新作『夏の娘たち~ひめごと』と併せてご覧いただくことで、「日本映画に堀禎一あり」と感じていただければ幸いです。

企画:ポレポレ東中野
協力:国映株式会社/新東宝映画株式会社/松竹ブロードキャスティング/井戸剛/テレビ西日本/JTB
コミュニケーション&デザイン/堀禎一/東京国立近代美術館フィルムセンター/インターフィルム
/アテネ・フランセ文化センター
上映作品(予定)
『宙ぶらりん(SEX配達人 おんな届けます)』(2003年/64分)
『草叢(不倫団地 かなしいイロやねん)』(2005年/64分)
『笑い虫(色情団地妻 ダブル失神)』(2007年/63分)
『妄想少女オタク系』(2007年/113分)
『東京のバスガール(したがるかあさん 若い肌の火照り)』(2008年/63分)
『憐 Ren』(2008年/101分)
『魔法少女を忘れない』(2011年/93分)
『Making of Spinning BOX 34DAYS』(2012年/112分)
『天竜区奥領家大沢 別所製茶工場』(2014年/64分)
『天竜区旧水窪町 祇園の日、大沢釜下ノ滝』(2014年/27分)
『天竜区奥領家大沢 夏』(2014年/67分)
『天竜区奥領家大沢 冬』(2015年/94分)
『天竜区旧水窪町 山道商店前』(2017年/2分)

 

★堀禎一と慧眼のゲストによるトークイベントを多数開催!

7/7(金)21:00『魔法少女を忘れない』上映後
草野なつか(映画監督) × 堀禎一(監督)

7/8(土)19:00『草叢』上映後
佐藤雄一(詩人) × 堀禎一(監督)

7/13(木)19:00『宙ぶらりん』上映後
葛生賢(映画批評家) × 堀禎一(監督)

7/14(金)19:00『笑い虫』上映後
岡田秀則(映画研究者) × 堀禎一(監督)

7/20(木)18:30『憐 Ren』上映後
虹釜太郎(音楽家『憐 Ren』『夏の娘たち』) × 堀禎一(監督)

7/21(金)21:00『Making of Spinning BOX 34DAYS』上映後
赤坂太輔(映画批評家) × 堀禎一(監督)

 

期間 2017年7月1日(土)~21日(金)
※夜の時間帯で『夏の娘たち』と連日一作ずつの上映予定
会場 ポレポレ東中野 中野区東中野4-4-1-地下
TEL:03-3371-0088 www.mmjp.or.jp/pole2/
料金 当日|一般・シニア1300円/大学・専門1000円
前売|フリーパス(数量限定)7000円/三回券3000円

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