『ダークナイト』『インターステラー』『インセプション』と新作を発表する度に、その斬新なアイデアと他の追随を許さないビジュアルで観る者を圧倒し、予告解禁は24時間でYouTube再生回数1200万回を超えるなど、世界の話題を奪い続けるクリストファー・ノーラン監督。そしてノーラン史上初の実話に挑む最新作、9月9日(土)公開の映画『ダンケルク』は、自身が書き下ろした脚本を基に、民間船までもが出動した“史上最大の救出作戦”を描くスペクタクル・タイム・サスペンスだ。

5月26日は、“史上最大の救出作戦”が開始されたメモリアルデー!

本日5月26日は、“史上最大の救出作戦”が開始されたメモリアルデー。海辺の町ダンケルクに追い詰められた英仏連合軍の若き兵士たちの数40万。当時上空から大量のチラシがばら撒かれた。ダンケルクの状況が描かれた地図と、「包囲した。降伏せよ」との布告だ。背後からドイツ陸軍、前方の海から世界が恐れたUボート、空からは戦闘機。圧倒的な数のドイツ敵軍が彼らを完全包囲し、全滅へのタイムリミットが迫る。時間なし、逃げ場なし、望みなし。絶対絶命の状況下、イギリスからは彼らを救おうと決死の覚悟で民間船までもが動き出す。700隻の船乗りたちは、武器の代わりにそれぞれの舵を握りダンケルクへ向かった。共に生きると誓った若者たちは、果たして生きて故郷に帰ることが出来るのか――!?
監督はクリストファー・ノーラン。批評家に絶賛されていた『ダークナイト』が候補から漏れたことが物議を醸し、翌年から候補の枠が5本から10本に増える事態も起きた。あまりに多くの賞賛と注目を一身に集め、若くから思い通りの成功を手にし続ける、アカデミー賞の歴史までも変えてしまう、まさに“世界が嫉妬する才能”の称号がふさわしい映画監督だ。ノーラン監督は「ダンケルクの戦いは英国民のDNAに埋め込まれている」と語っており、現在でもイギリスでは“ダンケルク・スピリッツ”という言葉が使われている。この言葉には、国民が一丸となって“史上最大の救出作戦”に挑んだという、熱い想いと未来への希望が込められている。本作ではIMAX 65ミリとラージ・フォーマット65ミリ・フィルムを組み合わせて撮影、陸海空3つの視点で五感をゆさぶる“究極の映像体験”が描かれる。
キャストには、チーム・ノーランの顔ともいえる英国の怪優トム・ハーディ、キリアン・マーフィーに加え、『ブリッジ・オブ・スパイ』でアカデミー賞®助演男優賞に輝いたマーク・ライランス、監督としても高い評価を受けるケネス・ブラナーが顔を揃える。また若き4人の兵士には、オーディションによって役を射止めた、ワン・ダイレクションのヴォーカリストとして活躍し、ソロ・デビューを果たしたばかりのハリー・スタイルズを筆頭に、場面写真に写る若者を演じるフィオン・ホワイトヘッドら、今後の活躍が期待される俳優たちが抜擢。
革新的作品で観客を熱狂させ続けてきたノーランが初の実話に挑み、陸海空から圧倒的臨場感で描く最新作。早くも来年のオスカー候補の呼び声もある『ダンケルク』が、映画史を塗り替える新たな傑作になるのは間違いない。

※世界の運命を変えた。ダンケルクの戦い/通称:ダイナモ作戦とは?
1939年に開始された第二次世界大戦で、ドイツ軍はポーランドへ侵攻・勝利し、5月にはその勢力を北フランスにまで広げていた。敵対する英仏連合軍に対し、ドイツ軍は戦車・航空機など新兵器を駆使した電撃戦を展開、その火力・機動力を集中して運用する新スタイルの戦法で連合軍を圧倒、彼らをダンケルクに追い詰めた。危機感を募らせたイギリス首相ウィンストン・チャーチルはダンケルクに取り残された兵士40万の救出を命じ、1940年5月26日、英国内から軍艦だけでなく民間の漁船やヨットを含む、あらゆる船舶を総動員するダイナモ作戦を発動。奇跡の展開を迎えることになる、不可能と思われた作戦の行く末とは――!? これは人的資源の保全と、未来を担う数多くの若者を帰還させた意味で、世界の歴史を変えた作戦と言われている。
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