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ダーマン』シリーズやスコセッシ監督作『沈黙‐サイレンス‐』で演技を進化させ、本作でアカデミー賞《主演男優賞》に初ノミネートされたアンドリュー・ガーフィールド。2人の強力タッグによって、戦争映画の常識を塗り変える衝撃作が誕生した。

第2次世界大戦の激戦地、難攻不落の〈ハクソー・リッジ〉。その150メートルの断崖を駆けまわり、たった1人で75人もの命を救った男、デズモンド・ドス。銃も手榴弾もナイフも、何ひとつ武器を持たない彼が手にしていたのは、モルヒネと包帯だけだった…
今回、自らの信念で武器を持たないとこを決意した主人公が、戦争の常識を振りかざす二人の上官と向き合う本編映像が解禁された。デズモンド・ドス(アンドリュー・ガーフィールド)は、自らの信念に従い武器を持たない〈良心的兵役拒否者〉として陸軍に入隊する。グローヴァー大尉(サム・ワーシントン)が率いる部隊に配属され、ハウエル軍曹(ヴィンス・ヴォーン)による激しい軍事訓練が続いていた。だが、狙撃の訓練が始まると事態は一変、人を殺す銃には触れないというドスの態度が問題視されることになる。
今回解禁された本編映像は、ハウエル軍曹に伴われてグローヴァー大尉の部屋に呼び出されたドスが、「なぜ、武器を持たないのか」を告白する衝撃の場面だ。〈良心的兵役協力者〉として入隊したドスにとって、ライフル隊は想定外だった。だが、「人を殺すことが戦争だ」と言い切る上官は、「米陸軍は間違いを犯さない。冗談か?」とドスの言葉に耳を貸さない。国家のために志願したドスは、「良心的兵役協力者。軍服や軍務には何の問題もありません。銃を持って人を殺すことが出来ないだけです」と信念を伝えるのだが…。
本作でアカデミー賞®《主演男優賞》に初ノミネートを始め、全世界の映画賞で高く評価されたアンドリュー・ガーフィールドが、戦争の常識を変えた男デズモンド・ドスを体現。グローヴァー大尉には、『アバター』で主役を演じ、『タイタンの戦い』とその続編など、アクション俳優として活躍するサム・ワーシントン。直属の上官グローヴァー大尉には、『スウィンガーズ』で注目されたヴィンス・ヴォーン。『ドッチボール』などで見せた抜群のコメディセンスを封印、シリアスな演技を披露している。信念を貫くために葛藤するドスを演じたアンドリューの演技は、2人のベテラン俳優たちの熱演によって更に深くなっているのも観逃せないポイントだ。

なぜ、ドスは武器を持つことを拒んだのか? なんのために、命を救い続けたのか? そしてどうやって、奇跡を成し遂げたのか? 想像を絶する至近戦が繰り広げられた戦場で、彼の行動がいかに勇気のあるものだったのか──臨場感あふれる“ハクソー・リッジ”の戦闘シーンが、1人の兵士の強い信念と葛藤を浮き彫りにしていく。
実話から誕生した驚愕と感動の物語『ハクソー・リッジ』は、6月24日(土)より、TOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショーとなる。

皆が殺し合う戦場で、僕は命を助けたい―今明かされる、デズモンド・ドスの知られざる真実
緑豊かなヴァージニア州の田舎町で育ったデズモンド・ドスは、第2次世界大戦が激化する中、陸軍への志願を決める。先の大戦で心に深い傷を負った父からは反対され、恋人のドロシーは別れを悲しむが、デズモンドの決意は固かった。だが、訓練初日から、彼のある“主張”が部隊を揺るがす。衛生兵として人を救いたいと願うデズモンドは、「生涯、武器には触らない」と固く心に誓っていたのだ。上官と仲間の兵士たちから責められても、デズモンドは頑として銃をとらない。遂に軍法会議にかけられるが、思いがけない助けを得て、主張を認められたデズモンドは激戦地の〈ハクソー・リッジ〉へ赴く。そこは、アメリカ軍が史上最大の苦戦を強いられている戦場だった。1歩、足を踏み入れるなり、目の前で次々と兵士が倒れて行く中、遂にデズモンドの〈命を救う戦い〉が始まる──。

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