「尊く厳かな死」(とうとくおごそかなし) 7月15日(土)より新宿K’s cinemaにて限定1週間公開
2017年7月15日(土)より新宿K’s cinemaにて限定1週間ロードショー公開となります映画『尊く厳かな死』は、母親の尊厳死を受け入れるか否かで葛藤する家族の様子を、息子・娘・息子の嫁のそれぞれの視点から多角的に描いた意欲作で、第二回新人監督映画祭や福岡インディペンデント映画祭2016ほかで数々の賞を受賞しました。監督は、ニューシネマワークショップ出身で、短編作品『time』でNHKミニミニ映像大賞グランプリを受賞した中川駿。本作が長編デビュー作となり、中川監督の祖父を尊厳死という形で看取った実体験に基づいたオリジナル作品です。
中川駿監督から公開に向けてのコメント
家族の命について決断を迫られる。そんな瞬間が突然訪れた時、人は冷静でいられるでしょうか。実際、私の祖父が事故に会い、もう回復の見込みもなく、延命措置を施すか否かの決断を迫られた時、私たち家族は落ち着いて判断をすることができませんでした。
尊厳死以外に、もっと違う方法があったかもしれない。
死にゆく祖父に、もっとたくさん優しい言葉をかけてあげられたかもしれない。
祖父の死から4年経った今でもそう思います。
『尊く厳かな死』は私が祖父の尊厳死を経て目の当たりにしてきた出来事を映像化した作品です。徹底的にリアリティを追求して演出したため、この作品をご覧になった方は『家族の命について決断を迫られる』瞬間を疑似体験することができると思います。もし今後、同じような瞬間が皆様に訪れた時の『心の準備』としてこの作品をご覧いただきたい。そして『この作品を見たことがある』という経験が、皆様が納得のいく答えを見つけ出すための一助になることを願います。
2017年7月15日(土)〜21日(金) 新宿K’s cinemaにて限定1週間公開・連日13:00〜(1日1回上映)
料金:当日1300円/前売1000円
公式ホームページ https://www.toutoku-ogosokanashi.com
劇場ホームページ http://www.ks-cinema.com