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“ミステリーの女王”アガサ・クリスティーの小説をベースに描かれる『オリエント急行殺人事件』の日本公開が2017年12月に決定した(全米公開2017年11月10日)。クリスティーは、ギネス世界記録によると史上最高の20億冊以上が出版されたベストセラー作家。同小説は、現在までに多数映画化やドラマ化されている。

本作は、青列車、ゴールデン・ロー、ノース・エクスプレスのような象徴的な名称を持つ豪華列車で、ヨーロッパ各地を網羅し、進化する鉄道網を100年以上に渡り駆け巡っていたオリエント急行を舞台に繰り広げられる。物語は、トルコ発フランス行きのオリエント急行が発車後すぐに、客室で男が刺殺されてしまう。世界的な名探偵エルキュール・ポアロは、殺人者が再び人を襲う前に、事件を解決しなければならない。そんなポアロは、シャーロック・ホームズなどと同様に 、時代を越え、現在に至るまで支持を得ている名探偵の一人。クリスティーの最も有名な登場人物の一人で、「カーテン―ポアロ最後の事件」が出版された際、ニューヨーク・タイムズが、一面で彼の死亡記事を掲載するほど、愛されたキャラクターだ。

メガホンを取るのは、数々のシェイクスピア劇で名を馳せ、『シンデレラ』や『マイティ・ソー』を大ヒットに導いた名匠ケネス・ブラナー。ブラナーは、監督だけでなく、ポアロも自身で演じる。さらに、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのジョニー・デップ、『バットマン リターンズ』のミシェル・ファイファー、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のデイジー・リドリー、『恋におちたシェイクスピア』でアカデミー助演女優賞を受賞したジュディ・デンチ、『それでも恋するバルセロナ』でアカデミー助演女優賞を受賞したペネロペ・クルス他豪華キャストが作品を彩る。

多くの作品で世界中を魅了し、9月15 日に『エイリアン:コヴェナント』の公開も控える巨匠リドリー・スコットや、『シャーロック・ホームズ』の脚本や、『LOGAN/ローガン』(6月1日公開)をはじめ『X-MEN』シリーズのプロデューサー兼脚本家のサイモン・キンバーグらが、ブラナーとともにプロデューサーを務める。 “豪華すぎる” キャスト・スタッフで描かれるのは、どんな作品なのか?益々、注目が集まる。

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