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前作『人生はビギナーズ』(10)で、75歳でゲイであることをカミングアウトした自らの父親と自分自身の関係を描いたマイク・ミルズ監督。6年ぶりの新作は、自身が生まれ育った故郷サンタバーバラを舞台に、今度は自らの母親をモデルに「母と息子」の物語を完成させました。お互いを必要としているのに、うまく表現できない、愛情深いシングルマザーと反抗期の15歳の息子。そして彼らを助ける2人の個性的な女性たちとの特別な夏をパンク・ロックなどの当時のカルチャーと共にユーモアを交えて爽やかに描きだします。

本作のプロモーションのため、マイク・ミルズ監督は桜の散り始める3月下旬に来日。
トークイベントや雑誌の表紙撮影、対談、インタビューなど朝から夜までフル稼働のスケジュールの中、自由になるわずかな時間には宿泊先のホテルの近くをぶらぶらし、そして唯一のオフの日に親しい友人と散策した時に撮影したモノクロ写真が30枚ほど、ロサンゼルスに戻った監督から届きました。東京が舞台のドキュメンタリー映画『マイク・ミルズのうつの話』では何度も来日。ロックバンドButter8のメンバーとして来日したこともあり、東京には詳しいミルズ監督。取材中も「あの店はまだあるの?」「あの本屋はなくなったんだね」と東京の馴染みの街について質問していました。久々に訪れた東京は、ミルズ監督の眼にどのように映っていたのか―。

この度公開を記念し原宿のトーキョー カルチャートbyビームスにてこの写真を特別に披露させていただきます。また5月20日(土)発売の「SWITCH Vol.35」(http://www.switch-store.net/)にも監督インタビューとともにこの写真の一部が掲載されます。

I WANT TO SEE THIS MODERN WORLD.
TOKYO PHOTOS BY MIKE MILLS
会期:2017年6月2日(金)~ 7日(水)
場所:トーキョー カルチャートbyビームス
住所:〒151-0001 東京都渋谷区神宮前3-24-7 3F
営業時間:11:00 – 20:00 電話:03-3470-3251 http://www.beams.co.jp
マイク・ミルズ/1966年、カリフォルニア州バークレー生まれ。サンタバーバラの高校を卒業後にニューヨークのクーパーユニオンで学び、グラフィックデザイナーとして注目を浴びる。ソニックユースやビースティーボーイズ、エールなどアルバムジャケットのデザイン、X-GirlやSupremeのグラフィックデザイン、ミュージックビデオやCMなどの映像作品制作を経て、初の長編映画『サムサッカー』(2005年)を監督。2010年の監督作品『人生はビギナーズ』ではクリストファー・プラマーがアカデミー賞助演男優賞を受賞。まもなく公開される『20センチュリー・ウーマン』ではアカデミー賞脚本賞にノミネートされた。妻はパフォーマンスアーティスト、作家、映画監督のミランダ・ジュライ。

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