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アカデミー賞®7部門にノミネートされ、作品賞始め3部門を受賞した『アルゴ』(12)で監督・主演を務めたベン・アフレックの監督・脚本・主演最新作『夜に生きる』(原題:Live By Night)がワーナー・ブラザース配給にて2017年5月20日(土)より公開となります。
 本作は、ポスト・クリント・イーストウッドとして充実のキャリアを重ねるベン・アフレックが『アルゴ』以来5年ぶりに監督・主演をつとめただけでなく、脚本も自ら関わる入魂の一作。ベンの長編初監督作『ゴーン・ベイビー・ゴーン』以来二度目となるデニス・ルヘイン原作で、エドガー賞(MWA賞)最優秀長編賞を受賞した同名小説を基にした極上のクライム作品です。警察官の父の下、厳格な家庭に育ちながらもギャングの世界に足を踏み入れる男・ジョーを、スリリングかつ緊迫感溢れる演技で熱演しています。

舞台は禁酒法時代のボストン。野心と度胸さえあれば権力と金を手に入れられる狂騒の時代。厳格な家庭に育ったジョーは、警察幹部である父に反発し、やがてギャングの世界に入りこんでいく…。ギャング映画の定番『ゴッドファーザー』シリーズや、リドリー・スコット監督の『アメリカンギャングスター』(07)、クエンティン・タランティーノ監督の出世作『レザボア・ドッグス』(91)といった名作マフィア映画に匹敵する良質作品を作り上げたベンに賞賛の嵐が巻き起こっており、全米では“ポスト・クリント・イーストウッド”と呼び声が上がるほど、話題を呼んでいる本作。

第一次世界大戦に出兵したことにより、人生で従うべきルールに意味がないことを悟った主人公・ジョー(ベン・アフレック)は、戦争から戻った後、無法者のような生活を続けます。“誰のルールにも従わない”という自分自身のルールのもと、ちょっとした強盗で生計を立てるジョー。今回到着した本編映像は、銀行を襲撃したジョーとその仲間を追う警官との激しい銃撃シーンや、お洒落なクラシックカーが盛大にクラッシュするカーチェイスが収められ、ベンが監督・主演を務めた『ザ・タウン』(2010)の強盗シーンを彷彿とさせるシーンの数々に、クライム映画好きのみならず、アクション好きにはたまらない映像となっております。

“狂騒の20年代”を忠実に描き出した本作では、衣装や美術など細部までこだわり、本映像に登場するクラシックカーも当時の名車を揃えています。銀行強盗につづくカーチェイスシーンは、当時の街並みを忠実に再現すべく、1980年代の建物がほとんど手つかずに残っているというマサチューセッツ州のローレンスで撮影されました。ベンはカーアクションシーンの撮影秘話をこう明かします。「この映画のカーチェイスでは『ザ・タウン』とは違うチェイスを目指しました。当時の車を使って理屈抜きの緊迫感を出しました」さらに「クリスは当時の車の運転に手こずっていました。今では幻のようなギアチェンジが必要なのでそれは悲惨だった…。」と語り、アクションシーンを含む車のシーンの撮影には苦戦しながらも、どこまでも本物を追及するベンの熱意を垣間見ることができます。他にも、物語の終盤にはベンが「追い詰められた登場人物たちの心境に観客を放り込むのが狙いでした」と自負する長尺の銃撃シーンも描かれており、今から映画の公開が待ちきれません!“夜に生きる”事を決めた男の行く末を是非劇場にてお確かめください。

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