(c)クエールフィルム

前を向けば、本当の自分がそこにいる。
不器用で引っ込み思案なヒロインは、
あなたかもしれません。

NHK連続テレビ小説「梅ちゃん先生」、連続テレビドラマ「結婚できない男」、「オトナ女子」などで知られる人気脚本家・尾崎将也による、長編映画監督作『世界は今日から君のもの』。
尾崎が書き下ろしたのは、不器用な女の子が一歩外の世界に足を踏み出す姿を、時に微笑ましく時にウルッとさせながら温かく見守る成長の物語だ。

離れて暮らしながらも娘への愛ゆえに過保護になり、新たな挑戦を邪魔する母親。ちょうどいい距離感を掴みきれない心配性の父親。そんな両親の間で揺れ動きながら、本当の自分をなかなか見つけることができないヒロインが、イラストを描くという特技を開花させたことをきっかけに、少しずつ閉じこもっていた殻を破っていく。社会で働く責任、のしかかる期待、恋の予感、女同士の友情、自立するということ。模索したっていい、迷ったっていい、たとえそれが遠回りでも…立ち止まりさえしなければきっと道は見えてくる!

尾崎将也が門脇麦をイメージして書いたオリジナルストーリー

オリジナルな自分を見つけ出そうともがくヒロイン・小沼真実を演じるのは、持ち前の独特な雰囲気を活かしてテレビドラマ・映画で大活躍中の女優・門脇麦。尾崎は、自身が脚本を務めたフジテレビ系連続テレビドラマ「ブラック・プレジデント」に出演した門脇の演技と個性的なオーラに一目ぼれ。当て書きする形でどことなく風変わりでピュアな女の子を創造

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門脇もフワフワとした真実の姿を等身大に表現することで、名脚本家からのラブコールに見事応えた。

真実のイラストを描く才能を見抜くゲーム会社社員の矢部遼太郎を、若手実力派の三浦貴大が優しさを醸し出して好演。ひょんなことから真実を居候させることになるスタイリストの安藤恵利香は、人気モデルの比留川游。真実の心配性の父親・英輔を個性派のマキタスポーツ、真実を精神的に縛る奔放な母親・美佳をYOUが演じる。真実が描く温もりのあるイラストを手掛けたのは、詩人でもあるイラストレーターの丸岡永乃。エンドロールにもイラストを提供し、最後まで作品に温かみを宿す。

ファッションにもガーリーなこだわり

ストーリーを、よりオシャレに彩るファッションにも注目。外の世界に踏み出せないものの、自分の世界をきちんと持っている真美の性格をビジュアル面で表すために、門脇が身に着ける衣裳はすべて古着からチョイス。細部にわたるそんなこだわりが、映画『アメリ』のオドレイ・トトゥのような “ちょっと風変わりな女の子”を現代日本にリアルに誕生させた。

一方、真美とは正反対の性格の持ち主ながらも友情をはぐくむ恵利香は、職業・スタイリストという設定だけに登場毎にテーマの異なるスタイルを披露。洗練されたポジティブな大人女子感漂うコーディネートを、支度チームが演じる比留川本人と相談しながらクリエイト。サバイバルゲームのシーンでは、クールさとセクシーさが共存するブラックレザースタイルでインパクト大だ。

主題歌は藤原さくらの「1995」

エンディングを飾るのは、フジテレビ系月9ドラマ「ラヴソング」でも注目を集めた、シンガーソングライターの藤原さくら。カントリー調のメロディーと英語歌詩による楽曲「1995」が、ヒロインの心に寄りそう。

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