この夏に公開となり、もはや社会現象といえるまでに爆発的大ヒットとなった映画「シン・ゴジラ」。公開から2ヶ月以上が経った現在も、その勢いは衰えることなく快進撃を続けている。
また、映画公開翌日にリリースとなった『シン・ゴジラ音楽集』CD も、オリコン・デイリーチャート1位にランクイン(ウィークリー5位)し、この記録は「ゴジラ」関連作のアルバムでの獲得順位としては最高位を記録、現在5万枚を超える大ヒットとなっている。そういった状況からも読み取れるように、この映画の中で音楽が重要なファクターとして存在していることは間違いない。
そんな中、シン・ゴジラの音楽の魅力を紐解くべく、「劇伴音楽集配信記念!音楽家から見た“シン・ゴジラ”Vol.1」なる座談会が企画され LINE LIVE で放送されることが決定した。

◆番組:「劇伴音楽集配信記念!音楽家から見た“シン・ゴジラ”Vol.1」
◆配信日時:10 月 5 日(水)22:00〜
◆配信メディア:LINE LIVE
◆出演者:小袋成彬(Tokyo Recordings)、タカハシヒョウリ(オワリカラ)、中村遼 MC:宇野維正
◆配信アカウント:LIVE 映画・TVアカウント https://live.line.me/r/channels/75
◆番組URL:https://live.line.me/r/channels/75/upcoming/51873

出演者はエヴァンゲリオン世代も含む、若手の音楽家、クリエイターの 3 名。当然のことながら、初代ゴジラが公開された 1954 年当時に生まれているアーティストは一人もいない。彼らの視点から語られるシン・ゴジラはいったい何が飛び出すのか?是非ご注目いただきたい。また、本日9月28日からレコチョクにて『シン・ゴジラ劇伴音楽集』の音源配信がスタートした。映画使用テイクそのままを[24bit/48KHz]に仕上げたオリジナル・サウンドトラックとして、ミキシングもマスタリングもフォーマットも現在発売中の『音楽集』とは異なる『劇伴音楽集』となり、その差異について作曲家の鷺巣詩郎氏自ら次のようにコメントを掲載。
http://www.ro-jam.com/new.php#shin-godzilla
また、レコチョクでは劇伴音楽集の購入者に対して鷺巣氏が書き下ろした【鷺巣詩郎解説読本】が寄与される。
https://recochoku.jp/
現在も数多くのリピーターが後を絶たない「シン・ゴジラ」。その奥深い魅力は世代もジャンルも越え、各方面からまだまだ語られてゆきそうだ。

【「劇伴音楽集配信記念!音楽家から見た“シン・ゴジラ”Vol.1」出演者プロフィール】
小袋成彬(Tokyo Recordings):R&B ユニット” N.O.R.K.”のボーカルとして活躍後、音楽レーべル Tokyo Recordings を設立。綿めぐみや Capeson、水曜日のカンパネラなどを手がけ Lucky Tapes や Keishi Tanakaya など若手アーティストを中心にプロデュースも行っている。最近では宇多田ヒカルの最新アルバム『Fantôme』でのコラボレーションも大きな話題となっている。
http://www.tokyorecordings.com/

タカハシヒョウリ(オワリカラ):2008 年結成、今年 5 月メジャー・デビューの 4 人組のサイケデリック・ロック・バンド、オワリカラのギター、ヴォーカル。特撮・ウルトラマン、ゴジラ、仮面ライダーをはじめ、特に昭和の B 級特撮のマニア、円谷プロ検定 2 級(現在の最高位)。好きが高じて特撮音楽のカバー活動を行っている。
http://www.owarikara.com/

中村遼:ソロアーティスト/作曲家。大のゴジラファンで、幼少期に作曲家・伊福部昭による『ゴジラ』シリーズのサウンドトラックに強い影響を受け独学で音楽に触れ始める。ソロプロジェクト『ナカムラリョウと前未来』をはじめ様々なアーティストのサポートや楽曲提供を行うほか、ゴジラやウルトラマンなど往年の特撮楽曲を現代的なロックアレンジでカバーするバンド・科楽特奏隊にはギタリストとして参加。また”B 級映画界の巨匠”こと河崎実監督が今年『シン・ゴジラ』に便乗して製作した怪獣映画『大怪獣モノ』(現在公開中)の劇伴を手がけ、念願の怪獣映画音楽デビューを果たした。
http://ryonakamura1981.tumblr.com/

宇野維正(MC):映画・音楽ジャーナリスト。「リアルサウンド映画部」主筆。「GLOW」「装苑」「NAVI CARS」でコラムや対談を連載中。
他に「BRUTUS」「MUSICA」「ナタリー」「CINRA」などで執筆。著書「1998 年の宇多田ヒカル」(新潮社)、「くるりのこと」(新潮社)

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http://data.cinematopics.com/?p=53357

執筆者

Yasuhiro Togawa